最後のジャニス

ジャニス本店の最終営業日。
やっぱり来てしまった。


いい天気。


↑整理券。


棚はさすがにスカスカだった。それでもこの豊作ぶり。


『直島ミュージックスタジオ作品集』が300円で買えるとは思わなんだ。

もう返却日を気にする必要もないので、ゆっくりちょっとずつ聴こうと思う。

ありがとう、ジャニス。
13年間お世話になりました。
たまにジャニス2を覗くからね。

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ジャニス本店の閉店

正直なことを言うと、去年、本店が元ジャニス2の場所に移転したとき、その縮小された店舗を見て、「あとどれくらいもつかな」と思った。

金券バックやら宅配返却やら、サービスが充実しすぎてて、「これでやっていけるのか?」と不安に思ったことはそれまでにも何度かあった。
でも、あれだけ豊富な商品があれば簡単には潰れまいと思ってたのも事実。

それが、移転を機に商品数が激減(少なくとも自分にはそう思えた)。
「ちょっとマズくないか…」と不安な気持ちになった。
で、悪い予感は的中してしまい、今年の11月いっぱいで本店が閉店。
2号店は営業を続けるそうだが、寂しい。
ただでさえ神保町界隈はお店の移り変わりが激しいのに。


(↑これは9F時代の写真。宅録で作ったアルバムも置いてもらいました)

恥を晒すようだが、(1度目の)大学受験の際、水道橋にある某大学を選んだのは、「ジャニスに近いから」だった。
なにがきっかけでお店のことを知ったのかはもう覚えてないが、とにかく高校の頃から、尋常じゃない在庫数を揃えた上にレア盤も普通にレンタルしているというジャニスは憧れだった。
だから、大学に入学してからは、それこそ30枚40枚単位で借りに借りまくった。
(その頃は今の神保町シアターの向かいあたりに3号店もあったなぁ)

いまのiTunesの中身は半分以上ジャニスで借りたCDだと思う。
たぶん、自分の耳を半分ぐらい作ってくれたのはジャニスだと思う。

10月いっぱいの最後のレンタル期間には行けなかったので、せめてものお礼のつもりで閉店セールに行ってきた。
最初は正月レンタルのノリで、未聴のエレクトロニカやアンビエントを買いまくるつもりだったが、それこそキリがなくなってしまうので、〈ジャニスで借りてハマったアルバム〉に絞ってみた。


結果的にベタなものばかり買ってしまったが、ブルース・ハークやフェランテ&タイシャーが「ベタ」で済んでしまうところがジャニスの凄さだろう。


思い切って『風街図鑑』も買った。中古品は巷に溢れてても、ジャニスのシールが貼られたブツはこの世に一つしかない。



棚を思い出すのに必要だから、コーナーのシールは剥がさない。これ込みで価値がある。

とにかくありがとう、ジャニス。
…でもまだ買い足りない。あと2回ぐらいは覗いてしまいそうな予感。

夏目漱石「夢十夜」

頭が疲れて眠れない晩に、漱石や荷風の小品はとてもいい。

久しぶりに『夢十夜』を読んだが、小品と呼ぶには存在が大きすぎる。
それをいえば『硝子戸の中』も『永日小品』もそうなのだが。

たとえば「こんな夢を見た」という一節は、ただの書き出しでなくて発明みたいなものだ。それ自身一篇の詩のようなものだ。
そこに漱石の暗部が凝縮した密度の濃い文章が連なるのだから堪らない。

刀で書いたような文章だと思う。長編だと、たまに冗長になりがちで、それがまた漱石らしくて良いのだが、この十篇にそういうところは一切無い。

そういえば初出は新聞紙上だったんだよな。これを読んでからお仕事を始めるってどんな気分だったんだろう。
自分には無理だ。

宅録作品のライナーノーツ

宅録作品のライナーノーツを書いていこうと唐突に思い立った。

自分としては、〈ボトルレターを流すように〉作品を作っているつもり。
まったく拾われなくても構わないけど、もし何十年か経って誰かが拾ってくれたら嬉しい、そんな気持ち。
完成した音源はBandcampにアップロードしているのだが、実際、忘れた頃に地球の反対側から感想のメールが届いたりする。すごく嬉しい。

なのでこれからも積極的に宣伝とかをするつもりはないのだが(苦手だし)、あまりにボトルレターが沈んでいくいっぽうなのもそれはそれで少し悲しい。

そんなわけで、これから〈nothere recordsのライナーノーツ〉に備忘録も兼ねてライナーノーツを書いていくことにしました。
気が向いた時に覗いてもらえれば幸いです。

怪奇大作戦 Blu-ray化

遂に、やっと、『怪奇大作戦』がBlu-ray化される。


嬉しいことは嬉しいのだが、東映からのリリースというのが少し不安…。
ちゃんと丁寧にレストアしてほしい。

Amazonの商品詳細を見るかぎり、予告編が「青い血の女」だけなのも不満。
「狂鬼人間」は無理だとしても、「人喰い蛾」「壁抜け男」も残っているはずだし。
欲を言えば、『円谷プロ怪奇ドラマ大作戦』に再録されているのだから、どれだけ劣悪な状態でも予告編の音声は現存するはず。これもすべて収録するぐらいのことはしてほしい。

作品が作品だけに欲が出てしまう。
結局DUP版が決定版だった、なんてことにならないように祈ります。

松原タニシ「事故物件怪談 恐い間取り」

著者のことは知らないが、なんとなく面白そうな切り口だったので買った怪談本。

ちゃんと間取りも載ってるので、想像力を刺激してくれてそこそこ怖い。

ただ、事故物件にまつわる話は途中までで、あとはただの心霊スポット突入話や、著者が耳にした怪談になってしまう。
尻すぼみな印象が残るし、ちょっと看板倒れだと思った。惜しい。

The Who「Amazing Journey – The Story Of The Who」

08年に公開された傑作ドキュメンタリーの、こちらは影の薄いサウンドトラック。

国内盤は発売されなかったし、選曲も微妙なので仕方ないか。
でも一応は手許に置いておきたいと思って公開当時に買った。
(アナログ盤も欲しいのだが見かけたことがない)。

今日久しぶりに聴いていたら、「The Song Is Over」で違和感を覚えた。
イントロのあと、不自然に音が絞られる感じがする。マスタリングのミスか、単に気のせいか。
ミックス違いでも収録されてたらサントラの価値も上がったのに。