Pete Townshend「Who Came First – 45th Anniversary Expanded Edition」

『Who Came First』の45周年盤は、だいぶ迷ったけど買って良かったと思う。

もうこのアルバムだけで20枚弱持ってるし、音質は米DECCA盤が好きだから、それほどリマスターに興味も湧かないうえに、ボーナストラックもあまり新鮮味がないのだが、「Day Of Silence」のAlternative Versionが本当に良くて、これだけでお釣りがくるくらい。
ブックレット(読みにくいけど)も詳細だし、今後もこの形態でソロアルバムのリリースが続くなら楽しみ。

広告

Roger Daltrey「As Long As I Have You」

ロジャーの新譜は当然発売日に買った。

(ジャケは普通)

タイトル曲こそ一発で好きになったが、他の曲はそこまで印象に残らない。そんな感じもこれまでのアルバムと同じ。
ロジャーのソロは、聴き続けてるとある日突然好きになったりするので、繰り返し聴いてる。
悪くないアルバムだとは思うけど、マスタリングが酷い。音が明るすぎる気がする。一枚通して聴くと耳が疲れる。
単に最近疲れてるからか。


ピートが7曲も参加してるのに、全然フーっぽくないのは流石。

谷根千と竹久夢二美術館

天気が良かったので、前から行きたいと思ってた竹久夢二美術館へ、谷中からぶらぶらすることに。
↓本日の行程

まずは夕焼けだんだん手前の古本屋さん、信天翁。
窓から流れ込む外の賑わいも愉しいお店。いくつか欲しい本もあったけど、この後歩くことを考えて次の機会に回した。

谷中銀座を途中で折れて根津方面へ。
途中で見つけた可愛いお店。

風情のあるお店とか美味しそうなお店が多くて、歩いているだけでも楽しめる。

団子坂下の交差点から不忍通りを進む。

このへんも面白いお店が多い。住んでみたい町。

根津駅手前で右折して、美術館へ。
表裏一体になっている看板。



じつを言えば、夢二美術館の企画展が目当てだったので、弥生美術館のほうにはあんまり興味がなかった。
でもチケットは共通なので、もちろん観ることは観る。

〈セーラー服と女学生 ~イラストと服飾資料で解き明かす、その秘密~〉

セーラー服の可愛さみたいなものはわからないが、制服の変遷を追っていける展示は結構面白かった。可愛い絵も多かったし。

2階の渡り廊下から、夢二美術館の2階へ。
〈竹久夢二 暮らしを彩る小さな美 ―大正ロマンのかわいいデザイン―〉

夢二は美人画も好きだが、便箋とか雑誌用に描いた図案が好き。
いかにも大正〜昭和モダンな感じがツボ。
雑誌用に描かれたすごろくも可愛かった。
売店でクリアファイルとパタパタメモ、絵葉書を買って外へ。

美術館を出て暗闇坂を下る。
いい電線。

不忍池へ出る。ボート場はボートでいっぱい。


午後の風がすごく気持ちよかった。

弁天堂でムカエマを見繕ってから、上野公園へ。
谷中では見かけなかったけど、ここで猫さんを2匹見かけた。


ここに来るたびに、小さくなった池を見て寂しくなる。
科博の先を折れて鶯谷へ。上野公園と鶯谷駅の近さにちょっと驚いた。

ジャンスマ成人式を思い出しながら東京キネマ倶楽部の前を通って、言問通りを渡る。
鶯谷まで来た目的は、清澄白河から移転してきた古書ドリス。

ようやく来ることができた。
せっかくなので「らしい」本ということで『幻想文学 vol.39』を購入。安価だったので嬉しい。

その後、もう一度上野公園に戻って涼んだ。
今度は目的なしに「きちんと」ぶらぶらしてみよう。

カセット、MDのデータ化問題

なんとなくずーっと後回しにしてきた、テープやMDのデータ化。
気がつくとすごく面倒なことになっていた。


カセットはレコードに引っ張られるようなかたちで少しずつ再評価されてるようで、プレーヤーも色々出ているみたいだ。
ただほとんどの製品はノーマルタイプしか対応していなかったり、90分以上のテープは再生できなかったり。
以前知り合いに貰った製品にいたっては、60分テープすら再生速度が安定せずに使い物にならなかった。
対応と謳ってないだけで実際には再生できる製品もあるんだろうけど、テープは切れたらおしまいなので、やっぱり少し怖い。
で、ラジカセでも買って外部出力からパソコンで録音しよう、と考えたものの、そういえば最近のiMacには外部入力端子が無い。

USBメモリーではなくUSB出力に対応していて、なおかつノーマル、ハイポジの120分テープを安定したスピードで再生してくれて、MDも再生できる製品…ありそうで見つからない。
〈これ一台でOK〉的なことを謳った製品は多くても、MDは再生できなかったり、カセットについては上に書いたようなケチがついたり…。

もっと早い時期にデータ化を済ませておけばよかった。
UP’Sあたりの深夜番組はまだいい。熱心なリスナーがたくさんいた番組は、どこかで誰かがデータ化も済ませてるだろうと思えば気が済む。実際、YouTubeにもたくさんアップされてるし。
昼のワイド番組も、残してる人は残してるだろう。

問題は雑音なのだ。
日曜日の深夜、NHK以外の全局が放送を終了した後や、単に眠れなかったり眠りたくなかったとき、適当にチューニングを回して、いい感じのホワイトノイズを見つけると録音していた。
そんなテープが少なからずある。
番組じゃなくて音が肝心なので、出来ればmp3じゃなくてきちんとしたサンプリングレートでデジタル化したい。
でもこだわればこだわるだけ、先延ばしになってテープの劣化も心配だ。

ノーマル、ハイポジ、MDに全対応してロスレスかwavにデータ化できるマシン、どこかで出してくれないかな。

「別冊映画秘宝 オール東宝メカニック大図鑑」


『オール東宝怪獣大図鑑』の続編だから、とりあえず中身も見ずに買った。
内容は格段に濃くなってる。

ただ自分はもともとそんなにメカ好きじゃないので、ひととおり眺めたら本棚に入れておしまいだと思う。
メカ好きな人なら堪らないはず。

安部公房「箱男」 – 無限遠の青

未読の本は増えるいっぽうなのに、また『箱男』を読んでいた。
疲れてるんだろか。
無限遠の青に惹かれているのだろう。


不必要に難しく考えるのを止めれば、この何冊ものノート(に見せかけた一冊のノート)は〈ぼく〉独りで書いたものだろう。
〈想像だが嘘ではない〉と彼も言っている。
医者や彼女との関係は、箱を被る前から続いているものだったに違いない。

Dはショパンの夢をみる。
いや、Dが〈ぼく〉の少年時代だったとしても何も差し支えない。親しみが増すだけだ。

最後の最後に〈ぼく〉は書く。

ある種の落書きは余白そのものなのだ。

落書きは註釈を呼ぶ、と読むことも出来る。本文中、数箇所に挿入された書き込みや別紙も、余白に呼ばれたものなのだろう。

〈ぼく〉は著者自身だという身も蓋もない解釈も、意外とこの小説を愉しく読ませてくれる。
書くこと、世界を構築することに耽溺する一人の作家の姿がそこには見える。