Del Shannon「Home & Away」

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Del Shannon『Home & Away』。こっちはもっとモロに『Pet Sounds』の影響下にある。
Billy Nicholls『Would You Believe?』と兄弟関係にあるような一枚で、どっちも甲乙付けがたい名作。「Come Again」はデモそのままと思われるビリーのバージョンとストリングスが華麗なデルのバージョン、両方とも大好き。

なんで2枚とも当時発売されなかったのかわからない。オールダムにとっては不満の残る内容だったんだろうか。
今回の再発ではジャケが変更になってる。前回の再発で使われたジャケ(下)のほうが、ちょっと不気味ではあるけどスウィンギン・ロンドンな空気を封じ込めていて素晴らしいと思う。

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Margo Guryan「Take A Picture」

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サイケ寄りのソフトロックが2枚到着。1枚はMargo Guryanの『Take A Picture』。
『Pet Sounds』に影響を受けたらしいので音もそんな感じをイメージしてたのだが、もっとガールズポップ寄り。もちろん一筋縄ではいかない、ヘンテコでいて綺麗な曲だらけで満足。
特に気に入ったのは2曲目の「Sun」。雨の合間に覗いたお日様、ぐらいの湿度が良い。

安部公房「榎本武揚」

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4回目ぐらいの読了。
異色ではある。異色ではあるものの、〈過去と未来〉、〈忠誠と憎悪〉が表となり裏となり現出する迷路は、どこを切っても安部公房にしか書けないもの。たびたび引用される新聞記事がやや冗長に感じられるが、手記をメインとした構成はいつもながらに巧い。忘れた頃にユーモアがまぶされる浅井君の語り口もいい。
でも本作で一番好きなのは導入部。『どれい狩り』とも着想の根っこは同じなのだろう、寒風吹きすさぶ北海道の原野が想像力を刺激する。

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The Pentangle「Cruel Sister」

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昨日買ったもの@御茶ノ水DU。
ペンタングルの4枚目のイタリア盤。70年代の欧州盤にありがちな余計なロゴが入ったイマイチなジャケ。ジャケもペラペラ。だけどペンタングルだから買うしかないのだ。

V.A.「Born Bad Volume Two」

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昨日買ったもの@御茶ノ水DU。
名コンピシリーズの名ボリュームをやっとゲット。Hasil AdkinsからDale Hawkinsまで、全曲キラー。
ヘタウマなジャケもgood。できればチープなプレイヤーで聴きたい一枚。

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Thunderclap Newman「Hollywood Dream」

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昨日買ったもの@御茶ノ水DU。
Thunderclap Newman「Hollywood Dream」のUSオリジナル盤。インサートが付いてたらしいが欠品なので安かった。
B級な英国田園ロック風情がたまらなくいい。音質も良好で、ピートのデモと同じ質感なのもまたいい。
このアルバムは再発盤の安っぽいジャケ(キーンの立て看が写ってるヤツ)も変な魅力があって好きだ。

「怪獣博士! 大伴昌司『大図解』画報」

大伴昌司といえば〈怪獣図解の人〉だし、竹内博さんの師匠だったことも勿論知ってる。
でも、円谷英二さんや円谷一さんが怪獣図解を「ハラワタまで見せるのか」と嫌っていたことも知ってるので、なんとなく複雑な感情を抱いてしまう。

極端にいえば、後付けの設定やら、作品の二次利用で儲けたに過ぎないのに、墓石に〈ウルトラの星へ帰った〉と、作品の制作者ででもあったかのように刻まれていることへの違和感が付きまとっている。

OHgaho

そんな大伴昌司の怪獣以外の仕事も見たくて買ってみた。
SF、オカルト関連の読み物はいくつか見たことがあるが、70年代以降の仕事は初めて観るものが多くて面白い。万博とか、世界のCM集とか。

面白そうなものは自分の切り口で紹介せずにはいられなかったんだろう。帯の〈プランナー〉っていう呼び方にも納得。
そしてみうらじゅんさんが〈マイブーマーの先駆〉として尊敬なさっているのも、ある部分では納得できる。

仕事場の写真には整然と並んだレコードが写っていて、仕切り棚には「Traffic」「Elton John」なんかの文字が読める。
これには妙な親近感を抱いてしまった。