矢野顕子、忌野清志郎をうたうツアー guest 清水ミチコ@渋谷公会堂

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矢野顕子、忌野清志郎をうたうツアー最終日@渋谷公会堂。
清志郎さんの35周年コンサートでの「ひとつだけ」の映像からスタート。このときの清志郎さんは格好良すぎて、何度観てもアッコちゃんと同じように「素敵。」と思ってしまう。

「帰れない二人」は陽水役をミッちゃん、清志郎役をアッコちゃんという役割分担(?)で演奏。MCのせいもあって笑えるんだけど、なんだかジーンとしてしまう。
「スローバラード」の歌い出しでは本当に清志郎が歌っているような錯覚に陥った。

アッコちゃん単独の曲では「毎日がブランニューデイ」が、清志郎さんの優しさを伝えてくれるようで気持ちよかった。

「けんかでデート」の映像のあと、アンコール。HISの名曲「セラピー」。
そしてふたたびミッちゃん登場。圧巻の「ひとつだけ」。憑依してると言えるぐらいそっくりだけど、やっぱりそれもちょっと違って、清志郎への愛情を込めて楽しそうに“物真似してる”ってほうがしっくりくる。笑えるような泣けるような不思議な感情と、確かに清志郎はここにいる!って会場全体の思いが混ざり合った至福の時間だった。
最後にミッちゃんが叫んだ「愛してます!」をそのまま、アッコちゃん、ミッちゃん、清志郎さんに返したい。本当にありがとう。

シュシュトリアンに会いたい

シュシュトリアンが観たくてしょうがない。
でもDVDは高いし、オンデマンドで観るのもなんとなく気が進まない。
なので主題歌のシングルを購入。思い立ったが吉日!
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和楽器が鳴り響く名曲。気分はすっかり20年前の日曜日の朝。

曲を聴いてたら、だいぶ前CSのチャンネル北野でなべやかんが雪子役の田中規子さんに会いに行く企画を放送してたのを思い出した。
ひょっとして…と思ってDVDを掘り返したら、やっぱり録画してあった。
2004年5月の放送で、この映像ですら9年前。切ない。
撮影の合間に衣装のままで食事に行ったこととか語ってくれている。
今でも他の2人とは連絡を取り合ってると言っていてなんか嬉しくなった。
次の酉年には復活して欲しいなぁ。

アレクサンドル・ソクーロフ「日陽はしづかに発酵し…」「静かなる一頁」

早稲田松竹にて、アレクサンドル・ソクーロフ2本立て。
「日陽はしづかに発酵し…」と「静かなる一頁」。

「静かなる…」は水の音が気持ち良くて半分ぐらい寝てた。ドストエフスキーを読んでるみたいな世界観の映像だった。

「日陽…」はタイトルが「ソラリスの陽のもとに」を連想させたのでなんとなくSFっていう先入観を持って観ちゃったけど、民族問題を扱った内容でSFかどうか微妙。ただ映像の力は凄かった。セリフとかストーリーはあまり残ってないが荒涼とした風景の印象だけがやたらと後を引く。
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安部公房「方舟さくら丸」

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『方舟さくら丸』を再々々々読。
この作品で好きなのは、ふっと主人公の〈ぼく〉が独白調になって採石場跡の暮らしを語る部分。
初めて読んだときはユープケッチャというガジェットに完全に魅了されてしまった。立体航空写真のくだりはGoogle Earthだ。いま公房が生きてたらなんと言っただろう。

桜並木に埋れた山道に添って試行錯誤しながら飛行するのも面白い。草むらにひそめば痴漢の気分が味わえるし、張込み中の刑事の役も楽しめる。見とがめられたら眼鏡をずらし、遠くの山の無線中継塔に飛び移って逃げればいい。
ぼくはいつも、なぜ世界が地図のようでないのかと不満に思う。考えてみると、眼鏡でのぞく立体航空写真の世界はユープケッチャの糞とそっくりだ。

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追悼 レイ・ハリーハウゼン

5月7日にレイ・ハリーハウゼンが亡くなった。

最初に観たハリーハウゼンの作品は「シンドバッド 虎の目大冒険」だけど記憶がない。子供には渋すぎたんだろう。でも少し後に観た「恐竜百万年」は瞬殺。あのアロサウルスに痺れないガキがいるだろうか。

その後も「原子怪獣現る」「SF巨大生物の島」「恐竜グワンジ」あたりを続けて観た。ただ、ダイナメーション以外は退屈して観てたような気もする。東宝特撮とは作劇のリズムがやっぱり違うし。

他の作品は観たくても観られない状況が長くて、その間ずっと秋田書店の「特撮SFX大全科」やムック時代の映画秘宝で期待だけが膨らんでいたので、やっとのことで観たら案外ショボかった、なんてのも多かった。でも「地球へ二千万マイル」は凄いと思った。イーミアが巨大になる前の人間との絡みは骸骨剣士のプロトタイプとも言えるものだ。
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一番好きなのはやっぱり「シンドバッド 七回目の航海」。なんだかんだ言って怪獣はたくさん出てきたほうが面白い。サイクロプスとファイヤードラゴンのデザインも完璧にカッコイイし、一人だけど骸骨剣士も出てくる。
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同じ洋物SFでもバード・I・ゴードンとかラリー・ブキャナンあたりの映画を笑いながら観るほうが多くなってしまったけど、もう一度原点であるところのハリーハウゼン作品を観直してみようかなぁと思う。
安らかにお眠り下さい。RIP.

ビートたけし「みんな〜やってるか!」

日本映画専門チャンネルの北野武劇場で、『ソナチネ』に続いて『みんな〜やってるか!』を鑑賞。
ひたすらくだらない笑いに徹していて何も考えずに観れる…んだろうと思う。正直ちょっと冗長な感じ。ヤクザの抗争のくだりは退屈だった。チャンバラトリオの芝居がコテコテにしつこくて観てて辛いよ。

ダンカンもタカもラッシャーもフィーチャーされてるわりにそんなに笑えない。後半、殿が画面に現れてやっと安心出来る感じ。オーマイ親鸞が好き。
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でも一番笑ったのは寺島進さん。ヤクザも流しもハマりすぎ。
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『監督たけし』を読むと、『その男』の現場で殿が(名前こそ出てないけど)寺島さんに惚れ込んだのが分かるし、『あの夏』以降の作品を観ればそれはもう一目瞭然。

あとキャップ率いる地球防衛軍。ウンコでハエ男を呼び寄せる作戦が翌年のガメラにそっくりで笑うし、東京ドーム(?)にバキュームカーやらお百姓さんやらがウンコを持ってくるあたりは意外と正攻法の怪獣映画演出になっていて、こんなところでも北野武の観察眼の鋭さを思い知らされる。
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『サンダ対ガイラ』『キングコングの逆襲』あたりの雰囲気。

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「生誕120年 木村荘八展」@東京ステーションギャラリー

東京ステーションギャラリーにて、木村荘八展を観てきた。

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目当ては「濹東綺譚」挿絵の原画。
サイズは思ってたより小さくて、だいたいハガキぐらいの大きさ。
繊細な線。密度が濃くて、観ていて飽きない。作家の入れ込み具合が伝わってくる。
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画家本人は挿絵よりも油絵が本分だと自負していたらしい。当時の風俗を描いた油絵も確かに良かったけど、やっぱり挿絵のほうが好きだなぁ。
「東京繁昌記」の挿絵は初めて見たけど素晴らしかった。岩波文庫に入ってるけど今は絶版になってるようだ。残念。
ミュージアムショップでポストカードを買って帰りました。