四重人格UKツアー

次々とYouTubeにアップされるツアーの映像が素晴らしすぎて、イギリスまで行きたくなる…。
四重人格は英国の空の下で観たいです。

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John Entwistle「Smash Your Head Against The Wall」

ジョンの11回目の命日。
ジョンが亡くなったのはフーを聴き出してすぐの頃だったので、とてもショックだった。3人での来日の可能性すら完全に閉ざされたと思うと悔しくて仕方がなかった。

ジョンのアルバムで一番よく聴くのはファースト。セカンドのほうがポップだと言われることが多いけど個人的にはこっちのほうがダレないし飽きない。
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ジェリー・シャーリーのドラムには最初違和感があったが、それはプレイというよりたぶん録音のせい。「Pick Me Up」のような曲にはとてもマッチしてる。
1曲目「My Size」のインパクトはデカイ。間違いなくピートに影響与えてると思う。「Relay」「Join Together」あたりの曲作りにそれが伺える。
「Heaven And Hell」は逆にフー版のハードさを抑えてサイケ色を強く出している。イントロのグニャグニャした感じは真鍋理一郎の「ゴジラ対ヘドラ」のようだ。
B面はややスケールの大きな曲が続くが、ラストの「I Believe In Everything」は名曲。ただやはりシングル向きではなかったと思うけど。

良い曲だらけだが強いて好きな曲を挙げれば「Ted End」。ジョンらしいモチーフにジョンらしいメロディー。だけどソロのジョンにありがちな冗長さはなくて2分半でスパッと終わるところも潔い。「運の悪いヒポポタマス」にも通じるような詞世界が泣ける。CDにはデモも収録されてるが、これもあの世から聴こえてきたようなプアな音質で魅力がある。

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Dave Edmunds「Repeat When Necessary」

100円コーナーで漁ったレコが久々に当たりだった。
Dave Edmunds『Repeat When Necessary』。
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この人といえば「London’s A Lonely Town」なので、ポップ狂な部分の強い人なんだろうと思ってた。でもその後パブロック周辺のアーティストでもあることを知って、どんな音楽をやってるのかよくわからなくなった。それで気にはなってたけど後回しにしてた。

で、このアルバム。歯切れのいい軽めの曲が並ぶ。ゴリゴリではないけど骨太な印象。小難しいこと抜きに身体が動く音楽。カッコイイ。
A面1曲目、いい曲だと思ったらコステロの曲だった。コステロも聴かず嫌いのアーティストなので、そのうちちゃんと聴こう。イマイチ食指が動かないけど。

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江戸川乱歩「踊る一寸法師」

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乱歩を何作か読み返している。
「二銭銅貨」とか、初期の作品は記憶してたよりもつまらない、というか肌に合わない。
どんでん返しが作為的すぎるような気がする。

「踊る一寸法師」はいわゆる本格推理ものとは違って、後味の悪さが後を引く小品。
生首を持って踊る小人の印象が鮮烈。
明智君が登場するものよりこういう作品のほうが好きだ。

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「スペース・モンスター」と憂鬱な夏

1999年、思い出したくもない中学一年の頃。
逃げるように学校から帰ると夜中の3時、4時までラジオを聴き、テレビを見ていた。
朝が来るのが怖かったので、眠くても眠るのがイヤだった。

その頃、なぜだか知らないけどテレビ東京がB級SF映画を集中的にオンエアした。
手に入れたばかりの「映画秘宝 あなたの知らない怪獣㊙︎大百科」で知ったばかりの作品群に狂喜した。

もちろん観たところで全く面白くないのだが、ソフト化されてるわけでもなし、一応は特撮映画だ。
こんなものを楽しみにしている中学生というのも虚しいが仕方がない。
現実逃避がなにより重要だった。

ラリー・ブキャナンの「火星人大来襲」「金星怪人ゾンターの襲撃」(いまや国内盤DVDまで出ている)や、バート・I・ゴードンの「人間人形の逆襲」、タラタラした展開が深夜にピッタリな「性本能と原爆戦」、もはやメジャーな「冷凍凶獣の惨殺」、音楽以外はしょうもない「ビキニの悲鳴」、そして御大ロジャー・コーマンの「百万の眼を持つ刺客」…。

そんな中で一際強烈に印象に残ったのが、「スペース・モンスター」。
一部では有名なサワガニ怪獣でノックアウトされた。他の宇宙人や半魚人の造型もチャチな上に気色悪くて、また時間を無駄にしたなぁと思っているうちに空が白んできた。
1965年の作品らしいのだが、それにしては妙に古臭い。50年代半ばの作品と言われても古い気がする。
既視感にまみれたストーリー。いくらAIPでもひどすぎないか。

他の作品はYouTubeで予告編や、場合によっては全編を簡単に観ることが出来るが、この作品に限ってほとんど情報がない。ネットで検索しても自分と同じようにテレ東深夜に観た人のレビューぐらいのものだ。

だが先日、やっとYouTube上に動画を見つけた。別題名の作品「Space Probe Taurus」として。

ネットで調べたところによると、作品後半に出てくる半魚人も同年の映画からの流用らしい。
フィルムを流用したのか、スーツだけ流用したのかはわからないが、元の映画は同じAIPでもなかなか面白そうな作品だった。

「別冊映画秘宝 円谷プロ怪奇ドラマ大作戦」

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名著「ウルトラセブン研究読本」に続く円谷絡みの別冊映画秘宝。今年で45周年なので、どうせなら「怪奇大作戦」だけで一冊作って欲しかったのが正直なところ。実際本書も半分以上を「怪奇」に割いている。

上原正三氏の日記が掲載されているのは嬉しいが、企画書・シナリオの検討なんかは「怪奇大作戦大全」「円谷プロ特撮大鑑」に軍配が上がる。
素晴らしいのは微に入り細に入るインタビューの豊富さ。もうとっくに作品の記憶なんか無くなっているゲスト出演者にも話を聞いているのが素晴らしい。作品の細部は忘れていても共演者、特に岸田森さんの印象は覚えている方が多くて面白い。

あと地味だが嬉しいのが予告編ナレーションの再録。映像が現存してる3本以外も音声だけは残ってるようだ。それこそブルーレイ化の際には副音声にでも収録して欲しい。

「怪奇」以外の作品も充実してる。特に嬉しかったのが「AM3:00の恐怖」。いまDVDや再放送で観てもたぶんそこまで面白くないだろう。あの時代のフジ深夜だからこその作品だ。でも観てみたい。