寺尾紗穂×小谷美紗子@晴れたら空に豆まいて

友達が働いているので、久しぶりの挨拶がてらライブを見に、代官山の「晴れたら空に豆まいて」へ。

mameromantic

寺尾さんも小谷さんも名前を聞いたことがあるぐらいで、曲を聴くのは初めて。
結果的には曲も演奏も声もすごく良くて、知らない人のライブを聴くのも愉しいなぁと思った。

寺尾さんは声質がター坊を少し思わせる。曲や詩もいいけどMCが面白い。いろいろと思考を焚き付けてくれる。
ステージ壁面の模様が、演奏中は照明の加減で始祖鳥の化石に見えたり、胞子植物の顕微鏡写真に見えたり。
無縁仏が押し込められた小さな棺、彗星の尾と火星の水、楕円と辺境…いろいろと考えを巡らす。

小谷さんの「自分」って曲だったか、歌詞を知らないとより歌詞を聴くようになるとあらためて思った。
サ行をやわらかく発声すると「見つめ直せ」と「見つめ直そう」が曖昧になって歌詞の意味が正反対になる。
聴き手に対して突き立てられた言葉なのか、自身に突き立てた言葉なのか。
曲自体の歌詞はそれほど趣味じゃなかったけど、そのへんがすごく面白くてステージも見ずに音に神経を集中してた。
そしてVan Morrisonの「Crazy Love」。意表を突かれて嬉しかった。寺尾さんはJoni Mitchellをカバーしてたので、ほんの少しラストワルツ。

最後はお2人の共演。良かったし、CD聴くなりまたライブ行くなりしようと思った。
「晴れ豆」自体もすごく心地良いスペースで、今度はジャズを聴きたい。

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藤子・F・不二雄ミュージアム

開館から4年、ついに、あの、念願の、藤子・F・不二雄ミュージアムに行ってきた。
いくら混んでようがやっぱりもっと早く行けば良かった。

fmuseum

常設の原画を観ているだけでも全然飽きない。あのスペースだけで一日いられる。特にカラー原稿の発色の良さと、ほとんどホワイトを使っていない原稿の綺麗さ、繊細でまるっこいペンタッチは絶品。

F先生の仕事部屋も再現されていて、その上には大量の蔵書やレーザーディスクが展示されている。
ここで嬉しかったのが、荒木一成さんの『ダイノソア・スカルプチャー』があったこと。
F先生が恐竜好きなのはもちろん知ってるし、模型好きなのも知ってる。でも作中に出てくるのはミリタリー系の模型ばかりなので、あの本が目に飛び込んできたときは盲点を突かれたというか、そんな気がした。なによりも自分も同じ本を持っているので、それが嬉しかった。

もうひとつ嬉しかったのが、落語のカセットテープの品揃え。
志ん生師匠のものが多かったが、可楽師匠のものも意外とあった。演目が読み取れなかったのが残念。
F先生得意の省略を駆使した独特の「間」や「シラケ具合」は、落語の場面転換に由来しているとしか思えない。

beautifulgian
きれいなジャイアン。オブジェもいろいろあって楽しい。

開催中の企画展は、原画展「のび太の日本誕生と時空の旅」。
『日本誕生』とタイムトラベルを題材にした作品の原画がたくさん。『あいつのタイムマシン』とか『白亜荘二泊三日』は内容もうろ覚えなので読み直さないといけない。

企画展会場の出口に『少太陽』(さすがに複製)が展示されている。
嬉しいのは内容をiPadで読めること。読者の手紙や投稿マンガも自作していて、まさに「週刊のび太」の世界。
みうらじゅん先生の中学生時代のエッセイ集にも通じるフェチの仕事。
これも自分で似たようなことをやっていたので嬉しい。

F先生はどんなに忙しいときでも、日曜日には家族と遊ぶ時間を作るようにしていたのも有名な話。
パパとしての顔を見ることができる「せんせいのにちようび」コーナーで泣きそうになる。父娘ものをまとめて読みたくなった。

gashadoraemon
その後は「みんなのひろば」のガシャポンで久しぶりにリミッターを解除する。

gashadorami
ドラえもんとドラミちゃんはベンダーマシンじゃなくて飾り。
「マスコットコレクション」の「4」と「5」から、ダブリは3つで欲しいものはコンプ。上々だと思う。

Fシアターは『コロ助のはじめてのおつかい』。
たぶん今の「ドラえもん」スタッフが作ってるんだと思う。
ギャグのセンスとか歌とか違和感だらけで、面白いかというと微妙だった。
でもコロちゃんも魔美もコンポコもオリジナルキャストだったのでそれだけでOK。
特に魔美とコンポコは出ることすら知らなかったので得した気分。
だいたい子供達は楽しんでたんだから問題ないのだ。

ミュージアムショップで買い物してからミュージアムカフェへ。
コロ助カルボナーラと、4周年記念メニューのドラえもんスフレアイスを頼む。

colosuke
コロ助カルボナーラ(もちろんコロッケ付き)。

konpokoudon
コンポコざるうどん(もちろんお稲荷さま付き)。

doraice
4周年記念 ドラえもんスフレアイス。

chinpui
4周年記念クッキー付きのチンプイパンケーキ。

lattes
4周年記念のラテアート。
この手のお店だと、味は置いといて…になりがちだけど、しっかり美味しかった。
食べたいメニューがいろいろあったので、また行かないといけない。

F_stars
4周年記念グッズを優先することにして、悩みに悩んで欲しいものだけに絞ったグッズ(の一部)。

F先生とほんの少しでも同じ時代を生きられたこと、F先生の作品を楽しめることが本当に嬉しい。
先生、ありがとう。

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登戸駅到着。
現実逃避に行ったのだが、現実からは逃れられないのだ。

「怪獣秘蔵写真集 造型師村瀬継蔵」

洋泉社から、中島春雄さん、川北紘一監督のものに続いて、今度は村瀬継蔵さんが撮り貯めていたスナップを集めた写真集。
もちろん発売日に買った。

murasephotobook

写真はすべて初公開のものらしい。造型中のバラゴンの背中とかほんの数枚を除いて、確かにほとんど見たことがない写真。
凄い。
キンゴジやバラゴンの写真は本当に見応えがあって、こういう本が出ると作者の個性よりスーツ再現に重点を置いてる原型師さんは嬉しくも大変だろうなぁと思う。

意外だったのはバランの写真が無いこと。村瀬さんといえばバランのトゲを作ったアイディアマン、のイメージなので。新人の頃は写真撮るどころじゃなかったのかもしれない。
ドゴラも少ない。でもリメイク版ドゴラ(!)はカッコイイ。本当にリメイクして一本作って欲しい。もちろんソフトビニールと水流で。

残念なのはページのレイアウト。肝心の造型物が見開きの真ん中に来ちゃって見づらいページが結構あってもったいない。
青いNG版キングギドラも、白いNG版北京原人も、かっこいいヨンガリの全身写真も、ギニョールに囲まれておどける村瀬さんの表情も、すべて見開きのど真ん中。正直言ってやっつけ仕事とすら感じる。
判型が大きくなったのは嬉しい。でもこの手の写真集はヨコ綴じのほうが、写真を比較的トリミングしないで活かせるので良いような気がする。
値段も上がるだろうけど、コアなファンしか買わないだろうし、個人的には全然構わない。

国会前

また国会前。
あからさまな過剰警備にうんざり。

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結局なんのためにあるのか分からない鉄柵。怪我人が出てないのが不思議。危ないだけ。

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警察の車両はずーっとアイドリングしてるから排気ガスが酷いし。以前は「警察も仕事でやってんだから」と思ってたが、ウソ誘導もあるし、こんなもん誰だって怒るよ。

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あっちこっちから抗議が聴こえてくるので、ディレイ効果というか、サラウンドで「Free Jazz」聴いてるみたいな感じ。

それにしても、行くたびに絶望する。希望とかそういうものを感じる能力に決定的に欠けている。
ただ、やっぱり希望とか楽観は持っちゃいけないと思う。

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今年のペコちゃん

ペコちゃんを撮るのが好き。
よく撮り逃がして季節が変わる。
ハロウィンは毎年可愛い。

2009
2009年。魔女、店頭に立つ。

2014
2014年。ゴスっぽいネコ。

2015
2015年。プチ・ジョン・エントウィッスル。

今年のボーダータイツが好き。

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ジャン・ルノワール「ピクニック」@キネマ旬報シアター

すごくいい天気でどこかへ行きたかったけど、時間もお金もなかったので近場で短めの映画を観ることにする。

picnic

『ピクニック』。本当にピクニックに行きたいような天気。要は川を見に行きたい天気だった。
確かに映像は綺麗だけど、出てくる人間はわりと下世話な人達。
休日になると郊外へ遊びに来るうるさいパリジャンへの皮肉とか、結構主人公たちも辛辣に撮られてる気がした。

未完成に終った作品らしいが、あまり気にならなかった。というか内容をあんまり覚えてない。
とりあえず映画館に来たかっただけなので、意識は半分寝ていたんだろう。

The Who「HIts 50!」 / John Entwistle’s OX「Mad Dog」

歌舞伎町でゴジラを見たあと、デモまで時間があったので、久しぶりに中古センターと新宿本館で買い物。
新宿はディスクユニオンがたくさんあるのはいいんだけど、中古センター以外はどの店舗も狭いので、のんびり見る気がしない。
でも本館の1階はレイアウト変更されていて若干広く感じられた。

mojo50
『Hits 50!』と、少し前のピートが表紙の「UNCUT」。
どっちもかなり安くなってて得した。

leedsareyou
whoareleedsinside
『Live At Leeds』と『Who Are You』の2枚組。ジャケ内側の手抜き感がいい。レーベルは両方ポリドールだと思ったら、リーズはちゃんとカスタムレーベルだった。在庫処分だからか。

maddog_usorg
ジョンの『Mad Dog』のUSオリジナル盤。たまに聴くと悪くないアルバム。
シュリンクとステッカーに、75年頃の雑誌から映画版トミーの記事の切り抜きが入ってた。
なんだかんだ言っても熱心なファンは国を問わずマメ。