藤子・F・不二雄「チンプイ 1」(てんとう虫コミックス)

パンパカパーン!
チンプイがてんコミで復刊!


旧版、完全版からのイメージを引き継いだ表紙。

作品の良さはいまさら言うまでもない。
気軽に読める体裁で書店に並んでることが嬉しい。
そしてチンプイは本当にカワイイ。

The Pentangle「The Albums」

夏に『Sgt. Pepper』があったからなのか、どことなく静かな今年の秋冬商戦。
Whoのシングルボックスと日本盤シングルがちょっと欲しいぐらいで、お財布には優しい。

ただ、国内発売されてないだけで、Cherry RedからPentangleのボックスが9月に出てた。
結成50周年記念。おめでとう。


ボックスはマット仕上げ。汚さないように。


中身は紙ジャケ。とはいえ輸入盤の紙ジャケなので推して知るべし。

ディスク個々のジャケはダメでも、ブックレットは読み応えあり。
67年から73年までのライブ、レコーディング一覧まで付いている。このへんはCastle盤のボックスにも付いてたのかもしれないが、自分は持ってないので比べられない。

Castle盤が4枚組だったのに対してこっちは7枚組。
アルバムごとにボーナストラックを詰め込んだ構成で、未発表曲は22曲。

まだ全部聴いてないが、ファーストのボーナスに収められた67年8月のセッションは凄い。
もう全然別のバンド。
リヴァーヴを効かせすぎたジャッキーのコーラスがバートのシャウトの後ろでゆらめいているところに、いきなり乱入する凶暴なエレキ。
まるでVelvet Underground。ヘタしたらWhoのファーストの影が見える。なるほどプロデュースはShel Talmyだったと変なところで納得。


それにしても絵になるバンドだ。ジャッキーの不良っぽさ最高。

全体的にCastle盤よりも音圧若干高め。でもいいリマスターだと思う。
『Solomon’s Seal』がオリジナルマスターからリマスタリングされるのは今回が初。

このボックスで今年の冬は愉しめる。いい買い物だった。

「別冊映画秘宝 特撮秘宝 Vol.7」

狂った雑誌第7号。

中島春雄さん追悼特集は読んでくれと言うしかない。こんなに愛のこもった特集、他誌じゃ無理だろう。
関係者の言葉はどれも素敵だ。長女の園恵さんが語る父としての中島さんの姿はグッとくる。

土屋嘉男さん、橋本力さん、永田秀雄さん。
追悼ばかりなのは悲しいが、映像は永遠に遺るから寂しくなる必要はない。

通常記事ですごいのはアゴンのカラー写真。
カラーで見たって茶色一色の怪獣だが、そんな野暮なこと言っちゃいけない。

遠藤賢司「niyago」

エンケンのアルバムは、やっぱりベタだけど『満足できるかな』が一番好きで、「寝図美よこれが太平洋だ」がとにかく好きで。

それに較べればファーストの『niyago』を聴く頻度はそこまででもない。「雨上がりのビル街」はそれこそ雨上がりの朝によく聴くけど。

訃報を知って、久しぶりに『niyago』を夜中に聴いた。
エンケンは最初からエンケン以外の何者でもないが、ストレートにティム・バックリーな瞬間も多くて少し意外だった。

ロックなエンケンはもちろん最高だけど、アシッドフォークなエンケンが自分にはしっくりくる。
晩年(こんな書き方したくない)のアルバムも名盤だらけ。

あらためて、ありがとうエンケン。

Accolade「Accolade」

BIG PINKレーベルの再発は厄介だ。
ジャケは最高なのに中身は一回聴けば充分、みたいなアルバムが多すぎる。なるほどずーっと再発されなかったことには理由があるわけで。
それでも10枚に1枚くらいは思いっきりツボなのもあったりするから厄介なのだ。

Accoladeとかいうイギリスのフォーク・ジャズ系バンド。
ジャケは微妙だが、〈ペンタングルとジェスロ・タルを合わせたような~〉なんて帯文を読んだら聴かないわけにもいかない。

確かに謳い文句通りだった。
演奏力を二回りくらい落としたペンタングルにフルートが入ってる。

なんというか、ペンタングルがいかにとんでもない連中だったかを思い知るためのアルバム。
だけどフィンガーピッキングのバキバキ具合と大味なストロークの対比は案外好きだったりする。
たまに聴きたくなりそう。