高橋昌一郎「ゲーデルの哲学 不完全性定理と神の存在論」


面白かった。
ゲーデルの人となりは要らないから、もう少し難解になっても、第1章の〈不完全性定理のイメージ〉を突っ込んで書いてほしかった気もする。理解できるわけもないが。

ともあれ頭を疲れさせる本は心地好い。
面白かった。以上。

The Who「Tommy」(1973UK再発盤)


1973年に再発された『Tommy』UK盤。
ジャケの青味が後退している。


カタログナンバーが変わっている。
(初版は613 013/4)
三面見開きだけどコーティングは無し。


ブックレットのナンバリングもなし。このへんちょっと味気ない。


マトリクスはA面から2/2/3/3。
ディスク1がside-1/4、2が2/3の組み合わせなので厳密には2/3/2/3。

有名な「Eyesight For The Blind」の別テイクが収録されたプレス。
この曲もすごいカバーだと思う。ブルースなのにブルース臭さがまったくない。
クレジットを見なければオリジナル曲だと思ってしまう。
Johnの2曲にも同じことが言えるが、アルバムの統一感にとってヴォイシングやアレンジがいかに大切かを思い知らせてくれる。

The Who「Tommy」(UKオリジナル盤)

『Tommy』のUKオリジナル盤。


前にも書いたが、これは6~700円で手に入れた。
ヤフオクに〈ザ・フー10枚まとめて〉みたいな商品名でほとんどジャンク扱いで出品されていた。
しかしどう見ても美品だったし、持っていない帯付き国内盤が何枚か含まれてたので、それ目当てで落札した。

届いてみるとやっぱり美品がほとんどで、しかもこのアルバムを始め何枚かはUK、USオリジナル盤だった。


三面見開きのコーティングジャケット。ブックレットにはシリアルナンバーあり。
すごくいい匂いがする。


マトリクスは全面1。
音は物凄く良い。「Acid Queen」のドラムの生々しさは怖いくらい。
ドラムをモノで録音したのは正解だったと思う。上手く言えないが、ヘタなステレオ録音より実在感がある。

映画『あの頃ペニー・レインと』で、部屋を暗くして蝋燭の灯りだけで「Sparks」を聴く印象的なシーンがある。
(あれはDECCA盤だったけど)
蝋燭こそ点さなかったが、部屋を真っ暗にして大音量で聴くと、本当に新しい世界が見えるよ。

The Who「Quadrophenia」(UKオリジナル盤)

特に書くことが無い日も写真撮ってアップすればいいだけだからアルバム紹介はラクだと気づいた。


『Quadrophenia』のUKオリジナル盤。ラックから取り出すと記憶より傷んでいた。


マトリクスは4/4/4/3。音はいい。
でもこのアルバムはミックスが独特だから、たまにオリジナルミックスを聴くと違和感を感じる曲もある。(「I’m One」とか)


ファーストプレスのジャケットはオランダ製で、セカンドプレス?(discogsの表現を借りるとLater press)は英国製。
ただこの英国製ジャケットのほうが稀少らしい。
写真を見ると判るが、たぶんオランダ盤の版下の上からクレジットを貼り付けたんだろう。


例によってブックレットは外れかかっている。
『Magical Mystery Tour』にしてもこれにしても、豪華なのは嬉しいけど美品に巡り会うのが大変なのは困ったもんだ。

The Who「Odds & Sods」(CBSソニー見本盤)

『Odds & Sods』の日本盤アイテムだと、〈不死身のハードロック〉スリーブに入ったプロモキットが有名だけど、これはその外装を捨てたものなのかもしれない。


ジャケットは米MCA初回盤と同じ、というかそのもの。直輸入してそのまま使っている。


レーベルはUK trackロゴ。見本盤スタンプあり。マトリクスは市販盤と同じ。
日本盤で聴く「Little Billy」「Pure And Easy」は最高。
前にも書いたWhitefang氏は、Who関連アイテムで一番音が良いのは『Odds & Sods』のCBSソニー盤だとまで言っている。


CBSさんはそれなりにWhoをプッシュしてたようだ。Who専用のインナースリーブまで作っている。
当時の担当者氏の話でも、期待したほどには売れなかっただけで、売れなかったわけではない、とか。

それにしても、最近の再発ではまったく無視されてるこのアルバム。
『WHO』のディスコグラフィーにも載ってなかったし、もうオフィシャルとしては編集盤扱いなのだろうか。
それは違うでしょと、マイクをぶん回して言いたい。

The Who「The Who By Numbers」(UKオリジナル盤)

過小評価も甚だしい、The Who1975年の大名盤。
Johnによるジャケットも素敵だ(Johnが一番似てないと思う)。

オリジナルはジャケット、レコードともに〈Made in England〉。
結構珍しいらしく、確かに中古でもあんまり見たことがない。
ただアルバムの人気の無さゆえか、そんなに高価だったわけでもないのが嬉しいというか寂しいというか。
所有してる喜びはかなり大きい。

マトリクスは両面1。一番好きな「However Much I Booze」に大きめのプチノイズがあるのが残念なところ。

主に流通している〈Made in Holland〉盤。
こっちのほうが外周寄りのカッティングだが、音はUK盤の勝ち。

音質に関して言えば、有名なコレクター、WhitefangさんのサイトではCBSソニー盤が(本作に限らず)絶賛されている。
確かに本作や『Odds & Sods』(B面トップの「Pure And Easy」!)、『The Kids Are Alright』は絶品。
ポリドール時代とは違ってジェネレーションの若いテープを取り寄せることが出来たのか、プレス品質が良かったのか。
中古価格も安いのでつい買ってしまう。

The Who「Who’s Next」(UKオリジナル盤)

Beatlesをオリジナル盤でコンプリートするのは諦めてるが(いらないアルバムもあるし)、Whoはいつかコンプリートしたい。

『Who’s Next』はいまのところ2枚持っている。

どっちもマトリクス1/2のフラットレーベル。
よくこのアルバムは米DECCA盤のほうがオリジナルと書かれるし、確かにジャケも米国盤を修正したものだが、英国を代表するバンドの代表作なんだから、やっぱり英国盤で聴きたい。

もちろん米国盤も持ってるが、音質はそんなに大差ない気がする。どっちが良いかは再生機器との相性とか好みの問題だろう。

UK初版のなかでもジャケットの色味には結構個体差があるようで、トップの画像のほうがどっちかといえば米国盤に近く、上の画像のほうは寒色系が強い。

ヘッドハンターズのインナースリーブ。
discogsによると極少数のセカンドプレスに付けられていたらしい。
初期プレスなことに変わりはないが、〈決してファーストプレスじゃないよ〉なんて念を押されると軽くムカつく。

このインナースリーブ、03年のレココレに〈最近発見された~〉旨の文章があったが、ということはそれまで中古市場にも全く出てこなかったんだろうか?
それにしては最近はよく見かけるし、それもなんか妙な感じ。


(↑何年か前の大掃除の時の写真)

一番好きなアルバムの座を『By Numbers』『The Kids Are Alright』と常に競ってる一枚なので、たぶん死ぬまで収集は続くんだろう。
愉しい。

The Beatles「The Beatles」(UKオリジナルステレオ盤)

Beatlesのオリジナル盤コンプリートは、経済的に大変だし、自分の性格からしてキリがなくなりそうだから端から諦めてる。
ただ最近、ホワイトアルバムのリミックスを聴き返してフラストレーションが溜まっていたところに、なんとか手の出る価格のUKオリジナルステレオ盤と出くわして、つい手を出してしまった。

ジャケットは憧れのトップオープン。特にラミネートに傷みもなくコンディションも良好。
ポスターもポートレートも綺麗な状態。保護紙は無かったが、そんなことにこだわったらそれこそキリがない。

マトリクスは1/3/1/2。諸々の表記からすると3rd、4thプレスあたりだろうか。このへんもあんまりこだわらないことにする。
音は…凄い。09年リマスターのアナログ盤でもまあまあ満足していたが別物だった。

案の定ファーストプレスが欲しいとか思い始めてるけど、他になんにも買えなくなってしまうから、やめなよ。

The Who「WHO」

Whoの新譜は公式サイトで3枚組LPとデラックス版CDを予約してた。
発売日から3日もしないで届いた。速い。

UNCUTの「『Quadrophenia』以来の傑作」ってレビューは褒めすぎだと思うし、数回聴いた限りでは『Endless Wire』のほうが好き。

Paulの『Egypt Station』がそうだったようにジワジワ効いてくるのを期待。
Peteがアコギを人に任せてる曲があったり、Simonの曲があったり、相変わらず変化し続けるバンドには脱帽。
Rogerもライブでは波があるみたいだが絶好調。ただ、前作とか去年の「Into My Arms」では聴かせてくれた力を抜いたボーカルをもっと聴きたかった。
それでもいいアルバムには変わりない。

…と書いてきてなんだが、一番気に入ってるのはボーナストラックのPeteのデモだったりする。
3曲とも面白い。「Got Nothing To Prove」は70年代以前のデモじゃないだろうか。

藤子・F・不二雄「ドラえもん 第0巻」(てんとう虫コミックス)

F全集刊行後も、手を変え品を変え出版されるドラえもんのコミックス。
言ってしまえばこれもそんなひとつだが、一応はてんとう虫コミックスだし、装丁もいいし、なんというか縁起物だし、買うことにした。

発売前日と当日に書店に行ったが見つからなくて、不本意だけどAmazonで購入。2刷だった。
広い層にアピールしたんだろう。いいことだと思う。
内容は間違いないので、ぜひご家庭に一冊常備を。