The Who「Endless Wire」

『WHO』はそれなりに聴いていたのだけれど、あんまりガツンと来ないまま飽きてしまった。
冒頭3曲とボーナストラック以外、ツボに嵌る曲がない。


代わりにというか、『Endless Wire』をよく聴いてる。
いいアルバムだ。

はじめてリアルタイムで聴いたWhoのアルバムなのを差し引いても(そういう類の思い入れなら『Then & Now』のほうが上)、やっぱり名盤だと思う。
「A Man In A Purple Dress」、「It’s Not Enough」、「Endless Wire」、「Mirror Door」、「Tea & Theatre」あたりは明らかに70年代の曲に匹敵する。クラシックだ。

1曲1曲がコンパクトなのも飽きが来ない理由かもしれない。
「Fragments」から「You Stand By Me」までを本編(第1章)とすると30分ちょっと。
アルバムは各面18分で合計36分ぐらいがベスト、というのが体感を基にした持論なので、これはちょうどいい。
その後のミニオペラも20分ちょっと。

ただ惜しむらくは、当たり前だがLPを前提にした構成ではないので、LPで聴くと2枚目のA面とB面の切れ目が不自然なこと。
LP用に曲間を調整してほしかった。ボーナストラック2曲はアナログには不要だろう。

The Who「Endless Wire」 はコメントを受け付けていません。 カテゴリー: The Who タグ

The Beatles「The Beatles’ Second Album」


(↑最後期?のアップル盤)

基本的にBeatlesのUS編集盤には思い入れが無い。
(でも一番好きなアルバムはUS版『Magical Mystery Tour』)
音源統一以降の世代だからというのは当然ある。
ジャケットアートではなくパッケージデザイン然とした下品なジャケットは嫌いじゃないが、中身はどのアルバムもオリジナルアルバムの出来損ないにしか思えない。

例外は前述『MMT』とサントラ盤2枚、そして『Second Album』。
『MMT』は別格として、サントラ盤はまあサントラ盤だな、程度の内容だと思うが、『Second Album』はジャケットも内容もよく出来ていると思う。

『With The Beatles』からのカバー曲は全部名演だし、次作のセッションから持ってきた3曲も黒っぽくて違和感がない。
で「She Loves You」両面で締め。最後まで勢いが途絶えることがない。
個人的には『Meet The Beatles』なんか足下にも及ばない名盤。

The Beatles「The Beatles’ Second Album」 はコメントを受け付けていません。 カテゴリー: The Beatles タグ

Donovan「The Hurdy Gurdy Man」

ブリティッシュフォーク、ブリティッシュロック、アシッドフォークと、自分の好きな音楽要素をすべて持ち合わせてるのがDonovan。
音楽的にも商業的にも成功した上、Beatlesに与えた影響だって小さくないだろうに、初期のアルバムしか紙ジャケになってなかったり、どこか過小評価されてる感が否めない。

一般に最高傑作といえば『A Gift From A Flower To A Garden』か『HMS Donovan』なんだろうが、自分は断然『The Hurdy Gurdy Man』。

Donovanを聴くきっかけは例によって佐々木昭一郎。
『紅い花』での「The River Song」はあまりにも印象的で、それ目当てでジャニスでCDを借りた。
いざ聴いてみればタイトル曲は滅茶苦茶カッコイイし、どの曲もキャッチーで捨て曲もなし。
「Tangier」にはBert Janschまで参加してる。
(Bertのギターが埋もれてミックスされてるのが惜しい)
すぐにアナログも買って聴き込んだ。いまでも宅録するときのリファレンスにする1枚。


2005年の英EMI盤はPeter Mewのリマスター。
これはこれで良い音なのだが、ノーノイズテクノロジーが効きすぎている気がする。
オリジナルはもう少しワサワサした音だったと思う。
(しばらくアナログは聴いてないので昔の印象だが)

この音傾向はBert Janschのカリスマレーベル時代のリマスター3枚も同じ。
綺麗なんだけど、どこか綺麗すぎて惜しい。

The Who「Tommy」(1973UK再発盤)


1973年に再発された『Tommy』UK盤。
ジャケの青味が後退している。


カタログナンバーが変わっている。
(初版は613 013/4)
三面見開きだけどコーティングは無し。


ブックレットのナンバリングもなし。このへんちょっと味気ない。


マトリクスはA面から2/2/3/3。
ディスク1がside-1/4、2が2/3の組み合わせなので厳密には2/3/2/3。

有名な「Eyesight For The Blind」の別テイクが収録されたプレス。
この曲もすごいカバーだと思う。ブルースなのにブルース臭さがまったくない。
クレジットを見なければオリジナル曲だと思ってしまう。
Johnの2曲にも同じことが言えるが、アルバムの統一感にとってヴォイシングやアレンジがいかに大切かを思い知らせてくれる。

The Who「Tommy」(1973UK再発盤) はコメントを受け付けていません。 カテゴリー: The Who タグ ,

The Who「Tommy」(UKオリジナル盤)

『Tommy』のUKオリジナル盤。


前にも書いたが、これは6~700円で手に入れた。
ヤフオクに〈ザ・フー10枚まとめて〉みたいな商品名でほとんどジャンク扱いで出品されていた。
しかしどう見ても美品だったし、持っていない帯付き国内盤が何枚か含まれてたので、それ目当てで落札した。

届いてみるとやっぱり美品がほとんどで、しかもこのアルバムを始め何枚かはUK、USオリジナル盤だった。


三面見開きのコーティングジャケット。ブックレットにはシリアルナンバーあり。
すごくいい匂いがする。


マトリクスは全面1。
音は物凄く良い。「Acid Queen」のドラムの生々しさは怖いくらい。
ドラムをモノで録音したのは正解だったと思う。上手く言えないが、ヘタなステレオ録音より実在感がある。

映画『あの頃ペニー・レインと』で、部屋を暗くして蝋燭の灯りだけで「Amazing Journey」を聴く印象的なシーンがある。
(あれはDECCA盤だったけど)
蝋燭こそ点さなかったが、部屋を真っ暗にして大音量で聴くと、本当に新しい世界が見えるよ。

The Who「Tommy」(UKオリジナル盤) はコメントを受け付けていません。 カテゴリー: The Who タグ ,

The Who「Quadrophenia」(UKオリジナル盤)

特に書くことが無い日も写真撮ってアップすればいいだけだからアルバム紹介はラクだと気づいた。


『Quadrophenia』のUKオリジナル盤。ラックから取り出すと記憶より傷んでいた。


マトリクスは4/4/4/3。音はいい。
でもこのアルバムはミックスが独特だから、たまにオリジナルミックスを聴くと違和感を感じる曲もある。(「I’m One」とか)


ファーストプレスのジャケットはオランダ製で、セカンドプレス?(discogsの表現を借りるとLater press)は英国製。
ただこの英国製ジャケットのほうが稀少らしい。
写真を見ると判るが、たぶんオランダ盤の版下の上からクレジットを貼り付けたんだろう。


例によってブックレットは外れかかっている。
『Magical Mystery Tour』にしてもこれにしても、豪華なのは嬉しいけど美品に巡り会うのが大変なのは困ったもんだ。

The Who「Quadrophenia」(UKオリジナル盤) はコメントを受け付けていません。 カテゴリー: The Who タグ ,

The Who「Odds & Sods」(CBSソニー見本盤)

『Odds & Sods』の日本盤アイテムだと、〈不死身のハードロック〉スリーブに入ったプロモキットが有名だけど、これはその外装を捨てたものなのかもしれない。


ジャケットは米MCA初回盤と同じ、というかそのもの。直輸入してそのまま使っている。


レーベルはUK trackロゴ。見本盤スタンプあり。マトリクスは市販盤と同じ。
日本盤で聴く「Little Billy」「Pure And Easy」は最高。
前にも書いたWhitefang氏は、Who関連アイテムで一番音が良いのは『Odds & Sods』のCBSソニー盤だとまで言っている。


CBSさんはそれなりにWhoをプッシュしてたようだ。Who専用のインナースリーブまで作っている。
当時の担当者氏の話でも、期待したほどには売れなかっただけで、売れなかったわけではない、とか。

それにしても、最近の再発ではまったく無視されてるこのアルバム。
『WHO』のディスコグラフィーにも載ってなかったし、もうオフィシャルとしては編集盤扱いなのだろうか。
それは違うでしょと、マイクをぶん回して言いたい。

The Who「Odds & Sods」(CBSソニー見本盤) はコメントを受け付けていません。 カテゴリー: The Who タグ ,