Donovan「The Hurdy Gurdy Man」

ブリティッシュフォーク、ブリティッシュロック、アシッドフォークと、自分の好きな音楽要素をすべて持ち合わせてるのがDonovan。
音楽的にも商業的にも成功した上、Beatlesに与えた影響だって小さくないだろうに、初期のアルバムしか紙ジャケになってなかったり、どこか過小評価されてる感が否めない。

一般に最高傑作といえば『A Gift From A Flower To A Garden』か『HMS Donovan』なんだろうが、自分は断然『The Hurdy Gurdy Man』。

Donovanを聴くきっかけは例によって佐々木昭一郎。
『紅い花』での「The River Song」はあまりにも印象的で、それ目当てでジャニスでCDを借りた。
いざ聴いてみればタイトル曲は滅茶苦茶カッコイイし、どの曲もキャッチーで捨て曲もなし。
「Tangier」にはBert Janschまで参加してる。
(Bertのギターが埋もれてミックスされてるのが惜しい)
すぐに中古なアナログも買って聴き込んだ。いまでも宅録するときのリファレンスにする1枚。

2005年の英EMI盤はPeter Mewのリマスター。
これはこれで良い音なのだが、ノーノイズテクノロジーが効きすぎている気がする。
オリジナルはもう少しワサワサした音というか、演奏に付帯するノイズ成分があったと思う。
(しばらくアナログは聴いてないので昔の印象だが)

この音傾向はBert Janschのカリスマレーベル時代のリマスター3枚も同じ。
綺麗なんだけど、どこか綺麗すぎて惜しい。

The Who「Tommy」(1973UK再発盤)


1973年に再発された『Tommy』UK盤。
ジャケの青味が後退している。


カタログナンバーが変わっている。
(初版は613 013/4)
三面見開きだけどコーティングは無し。


ブックレットのナンバリングもなし。このへんちょっと味気ない。


マトリクスはA面から2/2/3/3。
ディスク1がside-1/4、2が2/3の組み合わせなので厳密には2/3/2/3。

有名な「Eyesight For The Blind」の別テイクが収録されたプレス。
この曲もすごいカバーだと思う。ブルースなのにブルース臭さがまったくない。
クレジットを見なければオリジナル曲だと思ってしまう。
Johnの2曲にも同じことが言えるが、アルバムの統一感にとってヴォイシングやアレンジがいかに大切かを思い知らせてくれる。

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The Who「Tommy」(UKオリジナル盤)

『Tommy』のUKオリジナル盤。


前にも書いたが、これは6~700円で手に入れた。
ヤフオクに〈ザ・フー10枚まとめて〉みたいな商品名でほとんどジャンク扱いで出品されていた。
しかしどう見ても美品だったし、持っていない帯付き国内盤が何枚か含まれてたので、それ目当てで落札した。

届いてみるとやっぱり美品がほとんどで、しかもこのアルバムを始め何枚かはUK、USオリジナル盤だった。


三面見開きのコーティングジャケット。ブックレットにはシリアルナンバーあり。
すごくいい匂いがする。


マトリクスは全面1。
音は物凄く良い。「Acid Queen」のドラムの生々しさは怖いくらい。
ドラムをモノで録音したのは正解だったと思う。上手く言えないが、ヘタなステレオ録音より実在感がある。

映画『あの頃ペニー・レインと』で、部屋を暗くして蝋燭の灯りだけで「Amazing Journey」を聴く印象的なシーンがある。
(あれはDECCA盤だったけど)
蝋燭こそ点さなかったが、部屋を真っ暗にして大音量で聴くと、本当に新しい世界が見えるよ。

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The Who「Quadrophenia」(UKオリジナル盤)

特に書くことが無い日も写真撮ってアップすればいいだけだからアルバム紹介はラクだと気づいた。


『Quadrophenia』のUKオリジナル盤。ラックから取り出すと記憶より傷んでいた。


マトリクスは4/4/4/3。音はいい。
でもこのアルバムはミックスが独特だから、たまにオリジナルミックスを聴くと違和感を感じる曲もある。(「I’m One」とか)


ファーストプレスのジャケットはオランダ製で、セカンドプレス?(discogsの表現を借りるとLater press)は英国製。
ただこの英国製ジャケットのほうが稀少らしい。
写真を見ると判るが、たぶんオランダ盤の版下の上からクレジットを貼り付けたんだろう。


例によってブックレットは外れかかっている。
『Magical Mystery Tour』にしてもこれにしても、豪華なのは嬉しいけど美品に巡り会うのが大変なのは困ったもんだ。

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The Who「Odds & Sods」(CBSソニー見本盤)

『Odds & Sods』の日本盤アイテムだと、〈不死身のハードロック〉スリーブに入ったプロモキットが有名だけど、これはその外装を捨てたものなのかもしれない。


ジャケットは米MCA初回盤と同じ、というかそのもの。直輸入してそのまま使っている。


レーベルはUK trackロゴ。見本盤スタンプあり。マトリクスは市販盤と同じ。
日本盤で聴く「Little Billy」「Pure And Easy」は最高。
前にも書いたWhitefang氏は、Who関連アイテムで一番音が良いのは『Odds & Sods』のCBSソニー盤か、『Rough Mix』のUSオリジナル盤のどちらかだとまで言っている。


CBSさんはそれなりにWhoをプッシュしてたようだ。Who専用のインナースリーブまで作っている。
当時の担当者氏の話でも、期待したほどには売れなかっただけで、売れなかったわけではない、とか。

それにしても、最近の再発ではまったく無視されてるこのアルバム。
『WHO』のディスコグラフィーにも載ってなかったし、もうオフィシャルとしては編集盤扱いなのだろうか。
それは違うでしょと、声を大にして言いたい。

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The Who「The Who By Numbers」(UKオリジナル盤)

過小評価も甚だしい、The Who1975年の大名盤。
Johnによるジャケットも素敵だ(Johnが一番似てないと思う)。

オリジナルはジャケット、レコードともに〈Made in England〉。
かなり稀少らしく、確かに中古でもあんまり見たことがない。
ただアルバムの人気の無さゆえか、そんなに高価だったわけでもないのが嬉しいというか寂しいというか。
所有してる喜びはかなり大きい。

マトリクスは両面1。一番好きな「However Much I Booze」に大きめのプチノイズがあるのが残念なところ。

主に流通している〈Made in Holland〉盤。
こっちのほうが外周寄りのカッティングだが、音はUK盤の勝ち。

音質に関して言えば、有名なコレクター、WhitefangさんのサイトではCBSソニー盤が(本作に限らず)絶賛されている。
確かに本作や『Odds & Sods』(B面トップの「Pure And Easy」!)、『The Kids Are Alright』は絶品。
ポリドール時代とは違ってジェネレーションの若いテープを取り寄せることが出来たのか、プレス品質が良かったのか。
中古価格も安いのでつい買ってしまう。

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The Who「Who’s Next」(UKオリジナル盤)

Beatlesをオリジナル盤でコンプリートするのは諦めてるが(いらないアルバムもあるし)、Whoはいつかコンプリートしたい。

『Who’s Next』はいまのところ2枚持っている。

どっちもマトリクス1/2のフラットレーベル。
よくこのアルバムは米DECCA盤のほうがオリジナルと書かれるし、確かにジャケも米国盤を修正したものだが、英国を代表するバンドの代表作なんだから、やっぱり英国盤で聴きたい。

もちろん米国盤も持ってるが、音質はそんなに大差ない気がする。どっちが良いかは再生機器との相性とか好みの問題だろう。

UK初版のなかでもジャケットの色味には結構個体差があるようで、トップの画像のほうがどっちかといえば米国盤に近く、上の画像のほうは寒色系が強い。

ヘッドハンターズのインナースリーブ。
discogsによると極少数のセカンドプレスに付けられていたらしい。
稀少なことに変わりはないが、〈決してファーストプレスじゃないよ〉なんて念を押されると軽くムカつく。

このインナースリーブ、03年のレココレに〈最近発見された~〉旨の文章があったが、ということはそれまで中古市場にも全く出てこなかったんだろうか?
それにしては最近はよく見かけるし、それもなんか妙な感じ。


(↑何年か前の大掃除の時の写真)

一番好きなアルバムの座を『By Numbers』『The Kids Are Alright』と常に競ってる一枚なので、たぶん死ぬまで収集は続くんだろう。
愉しい。

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