V.A.「I Hear A New World; An Outer Space Music Fantasy By Joe Meek – The Pioneers Of Electronic Music」

無人島レコードの1枚、Joe Meekの『I Hear A New World』の拡大盤。

いちばんの目玉は、60年当時、ミークが構想した通りのミックス・曲順で『I Hear A New World』が収められていること。
(RPMが91年に再発したミックス・曲順のものもいままで通り収録されている)
ライナーによれば白レーベルのプロモ盤から収録されたようで、RPM盤と顕著にミックスが違うものもある。
個人的には91年盤に親しんでいるので、曲順への違和感はあるが、オリジナルミックスを聴けただけでこの再発の意義はある。

ディスク1の終盤と残りの2枚には、有名どころだとDaphne Oram、Stockhausen、Pierre Henryなんかの音源が収録されていて、『an anthology of noise & electronic music』シリーズのような感触。
いかにも電子音といった風情のピコピコ音楽が愉しい。

国内盤は輸入盤に帯が付いただけ。ライナーの和訳ぐらい付けてよ。そのために買ったんだから。

Benny Golson「Just Jazz! – The Complete Triple Play Stereo Sessions」

ジャケ買い。

ジャケットのメンツが『ブルースの真実』並みに凄まじいわりに、全く聞いたこともないタイトルなのでなんだろうと思った。
ただの企画盤だった。いやこれはこれでイノック・ライトみたいで面白いけども。
ジャケもそんな感じ。


左にポップス、右にジャズ、ステレオで聴くとスウィング。
思い付いてもやらないだろ、ってのを本当に作っちゃうところがステレオ黎明期の楽しさ。

実際に聴いたところで大して面白くもないけど、こういうのは好き。
いっそアナログ盤で欲しい。でも探すほどじゃない。

Les Baxter「Les Baxter Vol.1 (Eight Classic Albums)」

著作権切れ音源投げ売りレーベル(?)、Real Goneからの4枚組。

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この手のCDはほとんどが盤起こしだから、逆説的に音質を心配する必要がないとも言えるわけで、リイシューされる気配もないアルバムをとりあえず聴くためには使えなくもない。
Les Baxterは一応再発もされてるが、散発的に出てはすぐ廃盤…を繰り返しているので、集めようとすると結構面倒。実際店頭でもあんまり見かけない。なのでReal Goneのお世話になってみた。

やっぱり盤起こし。(まだ全部は聴いてないけど)
ジャケでは〈Digitally remastered and enhanced for superior quality.〉なんて謳ってるが、モノラルカートリッジすら使ってないみたいで、プチノイズが左右から聞こえてくる。でも雰囲気は嫌いじゃない。

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中身も徹底して簡素。
DUで500円ぐらいだったのでそれなりに満足だけど、やっぱりエキゾ系のアルバムはジャケット命なところがあるのでアナログで集めたい。
この手の音楽はボロいジャケのほうが雰囲気が出る。コンディションを気にせずに買えるからお財布にも優しい。

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「成人用組織的英会話五週間 基礎編 Lesson 14-21」

久しぶりに変なレコードを買ってしまった。
54年前に出た10インチLP。リード・マイルスが手掛けたようなジャケがイカす。

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物語の終りのようなレーベル下段もイカす。
19.受身 Passive Voice
20.お金と値段 Money & Price
21.私の家 My House

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検索してみたらやっぱりテキストもあるようで、こっちはロトチェンコのような色使いでイカす。

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当然Lesson1から13までの2枚もあったのだがさすがに買わなかった。

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Joe Meek「I Hear A New World」

自分にとっての無人島レコードの一枚。60年代前半にそれこそ星の数ほど出たスペースラウンジの中でも屈指の一枚だと思う。

今でこそラウンジとかモンドに分類されるけど、これは執念と狂気の宿った音楽で、しかもあくまでもポップ音楽、という意味では「ジョンの魂」「スマイル」の先駆だ。
「The Bublight」「Glob Waterfall」他、とにかくとんでもなくストレンジで楽しい曲がいっぱい。

寒い夜にヘッドホンをして真っ暗な部屋で聴くのが好きだ。聴くたびに本当に新しい宇宙が聴こえてくる。
しかもそれは、大仰なパラボラが似合うレトロフューチャーな宇宙でもあるし、トライアンフスタジオで機材をいじりまわす嬉々としたミークの姿でもある。

タイトルの「I」にこめられた彼の想いを感じよう。

Peter Thomas Sound Orchester「Space Patrol – Raumpatrouille」

だいぶ前にアナログをジャケ買いしたサントラ。60年代のドイツ製SF番組だそうな。
あとで聴こうと思ってずっと忘れてたが、今日御茶ノ水DUでCDを発見。100円玉ふたつで買えるお値段だったので購入。聴いてみたら一曲目が大当たり。
これはカッコイイ。テンション上がるな。

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Tartaglia「Tartaglian Theorem」

今日の収穫その3。「Tartaglian Theorem」。06年の〈ジャケガイノススメ〉シリーズの1枚。

コンピ「モンド・フォー・フラワーエイジ」の1曲目を飾ってたのが本作収録の「Poto Flavus」で、素晴らしすぎるアレンジなのでアルバムを聴いてみたくなって購入。
その「Poto Flavus」はロジャー・ニコルスの曲。スモール・サークル・オブ・フレンズは何回か聴くうちにジワジワ好きになったけど、この曲は一発。疾走感と重量感を兼ね備えたストリングスアレンジが最高。転調に継ぐ転調も高揚感を煽る。

さらにビビったのがI Am The Walrus

これは凄い。あれだけ狂った名曲をまた違った意味での狂気を感じさせるアレンジで演奏している。発情した猫のようなムーグが飛び交う後半のヘンテコさは原曲に肩を並べると思う。
他にもドアーズとかS&Gのカヴァーあたりの解釈が面白い。大名盤。