Daniel Schmidt and the Berkley Gamelan「In My Arms, Many Flowers」

アンビエントやドローンをメインに扱うレコード屋さんのレビューで存在を知って、気になったときには1stプレスはどこでも完売。
いつの間にか出てた2ndプレスもどんどん売り切れていくところを、滑り込みセーフでなんとか購入。

inmyarms

70年代ぐらいから活動している人らしく、内容も古いカセット音源のもの(音質は良い)。
単独名義のアルバムは初めてらしいが、少しずつでもアーカイブからリリースして欲しい。こんなに気持ちいい音楽なのに、もったいない。

もともと気持ちいいガムランとアンビエントの融合が悪いわけがなく、もうずっとこればっかり聴いてる毎日。
タイトル曲も素晴らしいがB面の2曲もとてつもなく気持ちいい。

音はBandcampでも買えるが、ジャケは最高に美麗だし、きちんとしたブックレットにダウンロードコード(16/44.1)まで付いてる。
これは絶対アナログで持っていたい一枚だ。

Antoine Loyer「Chant De Recrutement」

ジャケに惹かれて借りたベルギーのSSW。即効性はないが中毒性高し。

chant

フランス語なので曲名も読めないし何を歌ってるかも解らない。ただサウンドが妙に心地良くて、聴き始めるとあっという間に35分経ってる。
思いっきりサイケっぽくなったりピアノ弾き語りでどことなくシャンソンっぽくなったり、飽きない。
「Jeune femme sautant d’une falaise」はポール・エリュアールの詩で、シュルレアリスム好きとしては引っ掛かる。もちろん意味は解らないので、そのうち詩集を読んでみよう。

アシッドフォークというよりはフリーフォークなのかなぁ。どうでもいいよなカテゴリーなんて。

Randy Rice「To Anyone Who’s Ever Laughed At Someone Else」

Mike Fiems『I Would Dream』と同時にBeyond The Moonから再発されてたのがRandy Riceのこれ。

toanyone1974
(『I Would Dream』のインサートも間違って1枚入ってた。海外盤のルーズさは好き)

これも1974年のアルバム。簡素なジャケの自主制作盤、なのでどうしてもVirgin Insanityみたいなものを期待してしまって、結果的にはああいうレコードなんてそうそう無いからこそVirgin Insanityは評価されてるんだなってことを実感。

個々の曲はそこまで悪くないと思う。少なくとも個人的に好みの曲もある。ただそれほどメロディやアレンジの引き出しがある人じゃなさそうで、2枚組80分のボリュームはキツい。最後のほうは全部同じ曲に聞こえてくる。
それこそ30分強にまとめてたらかなり良いアルバムになったかもしれない。もったいない。

でもそんな自分の世界への度を越した没入具合が自主盤の魅力だし。こんなアルバム作れたら愉しいだろうな。

Mike Fiems「I Would Dream」

dream1974

よく知らない人が74年に発表したアルバム。プロデュースがLink Wrayの兄貴って情報とかジャケットの雰囲気に呼ばれて購入。
ちょっとボーカルが浮きすぎてたり、アコギのストロークが大味すぎるミックスが好きになれなかったが、何度か聴き返しているうちに嵌ってきた。
ほんのちょっと泥臭さもあるアシッド感覚。ファズの使い方なんか上手くてBuffalo Springfieldの「Everydays」みたい。
「Seven Years」のコード感はツボ。

Lord Sitar「Lord Sitar」(RSD2015)

Rainbow Ffollyと同じ、4月のRSD限定商品。

lordsitar1

10年ぐらい前の「MOJO」の付録CDに、このアルバムから「I Can See For Miles」が収録されていて、それがすごくツボに嵌るアレンジだったので再発は嬉しい。
Discogsを見ると何度も再発されてるみたいだけど、レコ屋で見かけることは無かったので。

whocovered
Sandy Nelsonの「Pinball Wizard」もかっこいい。

Lord SitarはBig Jim Sullivanの変名らしい。でも本名で『Sitar Beat』っていう似たような趣向のアルバムも出してる。こっちもなかなかいいアルバム。
契約の関係かなんかで名義を使い分けてたんだろうか。

lordsitar2
グリーンのカラーヴィニール。

原盤はキャピトルで当時のUK盤はコロンビアからの発売。
当時のレーベルはブルーコロンビアだけど今回はイエローパーロフォン。雰囲気はいい感じ。

Rainbow Ffolly「Sallies Fforth」(RSD2015)

大好きな英サイケのモノラル盤が、4月のRSD限定でリイシューされた。
もちろん欲しかったんだけどRSD商品は買い時が難しいというか、忘れた頃にすごく安くなってることも多いのでしばらく保留にしてた。
で、20%オフになったのでそろそろいいかなと思ってお買い上げ。

salliesfforth1
ヘタウマなジャケはLPサイズで見てもヘタ。

salliesfforth2
三方折り返しと180g盤の重量感にニンマリ。

salliesfforthlabel
レーベルはイエローパーロフォン。綺麗なのか汚いのか微妙なカラーヴィニール。…どうしてカラーヴィニールがレーベルの“上に”飛び散ってるのかは謎。

Ruthann Friedman「Constant Companion」

constant

Associationの「Windy」を書いたシンガーソングライターの唯一のアルバム。
YouTubeで「Windy」のデモを聴いたらすごく良くて、アルバムも聴いてみたくなったので買ってみた。
そんなにキャッチーでもないし、アシッドフォーク色も強くないので、ちょっと拍子抜け。
でも聴き込めば味が出てきそうな佇まいなのでまだ真価は分からない。
いくらなんでもJudee SillとかVashti Bunyanみたいな特異な個性がそこらじゅうにいるはずないもんね。

Linda Perhacs「Parallelograms」

アシッドフォークの大名盤、Linda Perhacs「Parallelograms」。

それなりに何回かリイシューされてるはずだけど縁がないのか見かけることがなかった。それを昨日池袋DUでゲット。あの店舗はたまにしか行かないけど、たまに行くとアシッド/サイケ系で結構当たりがある(ような気がする)。他にも何枚か欲しいブツがあったし。
アルバムの中では「Sandy Toes」が一番好き。浮遊感と幸福感に包まれる。

Michele「Saturn Rings」

池袋のDUにて、リプロ盤LPを購入。わりと丁寧な作り(オリジナルの仕様も知らないくせに)で満足。
カート・ベッチャー人脈の人で、ボールルームのリードボーカルだったとか。その辺はミレニアムとサジタリウスを聴いたぐらいなのでよくわからないけど、このアルバムもソフトロックの好盤。
なのだが、初めて聴いたときから一曲目の「Would You Like To Go」が好き過ぎて、他の曲はあんまり印象にない。ときおりサイケな味付けがうるさい程度でなかなか良い曲揃いなんだけど、どうしてもこの曲には負ける。

Sybylle Baier「Colour Green」

今日の収穫。Sybille Baier「Colour Green」

宅録本で知った一枚。
YouTubeで何曲か聴いてみて、静謐な弾き語りがVashti Bunyanぽくて気になっていた。
個人的にはヴェンダースの「都会のアリス」に出演していたという経歴で魅力3割増。
「都会のアリス」っていうのが絶妙。劇中のジュークボックスから流れてそうな雰囲気。ジャケも「アリス」や「さすらい」あたりに通じる空気感がある。