Wilko Johnson「Blow Your Mind」

ウィルコの新作は、前作『Going Back Home』やロジャーの新作と同じくデイヴ・エリンガのプロデュース。

(ジャケ最高!)

ウィルコみたいな人は金太郎飴なサウンドが持ち味だから、新境地みたいなものを求めても意味がないと思う。
実際1曲目の「Beauty」からお馴染みの曲調だ。

ただ、流石に一度余命宣告を受けただけあって、「Marijuana」なんかは闘病体験を経たからこその曲かもしれない。

これもロジャーのアルバムと同じくでかすぎる音圧がちょっと気になる。

ジャン=リュック・ゴダール「ワン・プラス・ワン」

ずっと後回しにしてた映画を暇つぶしに。

『ウイークエンド』とストーンズのレコーディング風景のコラージュ。
両方おいしいので当然映画は退屈なものなんかじゃなく気持ちよかった。

Wilko Johnson@渋谷クラブクアトロ

ようやくウィルコに会えた。

14年の来日は、これで最後だからと頑張ってチケットも取ったのに、自分の体調が悪くて行けなかった。
なにしろ余命宣告までされている。遠からず死んでしまうんだから、もう二度とウィルコには会えないんだと思って諦めていた。

そこからの、本当に奇蹟としか言い様のない復活劇。
逝ってしまう人ばかりの中で、ウィルコは死の淵から戻ってきてくれた。とんでもない人だ。

ライブは…最高だった。
ソロは聴いてないアルバムも何枚かあるけど、基本はどの曲もシンプルでゴリゴリなロックンロール。
予習とかそういう下らないことは要らない。リフ、フィル、ベースが揃ったらあとは乗るだけ。

「Going Back Home」でやっとウィルコに撃たれた。嬉しかった。思わず笑いながら仰け反ってしまった。

ノーマン・ワットロイのベースも凄い。だいたい顔が凄い。
ポール・コゾフはチョーキングのときにガイラみたいな顔になるが、それに近いものがあった。
たまに弾きすぎて小節はみ出したりしてたけど、それがどうした。ロックンロールだ!

会える人には会えるうちに会っておかないといけない。
とにかく、Keep on Rockin’, Wilko!!

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RIP. Chuck Berry

もうなんというか、本当の、本物の、オリジネイターだ。同じ時代を生きられたことに感謝しないといけないような人だ。

とか知ったようなことを書きながら、オリジナルよりカバーで聴き馴染んでる曲のほうが多い。

チャック本人の演奏から直接影響を受けたというよりは、好きになったミュージシャンやバンドがことごとくカバーしてることから、その影響力の半端じゃないデカさを実感して、遡ってオリジナルを聴くっていうパターンがほとんどだった。
で、当然あのプリミティブな音に一発でやられるのだが。

ヴェンダースの『都会のアリス』で、フィリップが唐突にチャック・ベリーのライブを観に行くシーンが好きだ。
必然性もないし画面は裏焼きだけど、ヴェンダースが入れたいから入れた、それだけって感じが、すごく好きだ。ロックンロール。

RIP.

Procol Harum「A Salty Dog」

聴かなきゃ聴かなきゃと思いつつ、ずっと後回しになってるミュージシャンやアルバムはいっこうに減らない(減っちゃうのも嫌だが)。
これは聴きたい!と思うものが毎日増えるから仕方ないと思ったりするものの、ポップスの基礎教養になってるようなミュージシャン達を後回しにするのは流石にどうかと思う。

最近ようやく聴き始めたのが、英国ではプログレとか80年代のゴス?っぽいやつ、そしてProcol Harum。

asaltydog

『A Solty Dog』なんてそれこそジャケットが『トロピカル・ダンディー』の元ネタなんだから、10年前には当然聴いてなきゃいけないアルバムだった。
ただ「青い影」が苦手なのと、なんとなくThe Bandの亜流っぽい先入観があって食指が伸びなかった。

先入観はよくない、とつくづく思う。
ソングライティングも音作りも捻れてて飽きない。キャッチーではなくてもどこかストレンジだから中毒性がある。ポップ。

なかでも「Too Much Between Us」は絶品、思いっきりツボだ。気づけばこればっかり聴いてる。

先入観なんてくだらないものはさっさと取っ払わないと。
聴かなきゃならない音楽は死ぬまで尽きないんだから。

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Ringo Starr and His All Starr Band@NHKホール

直前になってリンゴの来日を知ったので、慌ててチケットを取った。
前回の来日はチケットを取ったのに行けなかったので、今回は絶対行こうと。
なんたってリンゴも76歳。嫌なことは考えたくないし長生きしてほしいけど…ね。

ringoallstarrband

今のオールスターバンドで知ってるのはグレッグ・ローリーとトッド・ラングレンぐらい。
2人とも熱心に聴いてるわけじゃないし、他のメンバーに至っては申し訳ないけど誰?って感じだが、リンゴさえいてくれればそれでいい。

リンゴは有名曲を一通りやってくれた感じ。「Yellow Submarine」を合唱するのは理屈抜きで楽しい。
ただ、今でもいいアルバムを作ってるんだし、もっと最近の曲を演ればいいのにとも思う。そうすれば懐メロショーっぽさもずっと薄れるだろうし。
まぁ、ビートルズの曲はスタンダードだから懐メロ感はゼロだけど、他のメンバーのレパートリーからはそんな匂いも感じられてしまったので、そこが寂しいなぁと思った。

allstarrstage

そんななかで、贔屓目かもしれないがグレッグだけはちょっと違った。
「Evil Ways」「Oye Como Va」「Black Magic Woman」の3曲は、モーダルに広がっていく展開がバンドの息の合い具合をモロに示してくれて、すごく楽しかった。
(それでも演奏が終わると客席からは「リンゴォー!」って声が飛ぶのでなんだかなぁと思いつつ)

きっかり2時間。アンコールなし、途中で休むことはある。ただそれを差し引いてもポールに劣らずリンゴも元気だった。
まだまだ長生きしてくれそう。
最後にチョロっと「Give Peace A Chance」を演ってくれたのが嬉しかった。

Barry Mann「Lay It All Out」

春は憂鬱。
毎日が月曜日みたいなもので、本当にこのアルバムの一曲目が沁みる。

layitaallout

Carole King『Writer』の「Up On The Roof」と対になる名曲。アレンジもコーラスも完璧にツボ。
キャッチーでフックもしっかりあるメロディなのに、それがまったく嫌味にならない。「自然とメロディーが浮かんできたんだ」とあくまで涼しい風情を崩さないところがすごい。

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