V.A.「SOUND DICTIONARY NO.008」


最近ヤフオクで検索に引っ掛かってきたブツ。
96年秋ごろに配布されていたフリーカセットらしい。


Jungle Smileが3曲「JINGLE」を提供。
タイトル通り短いジングルなんだろうが、ジャンスマの音源はコンプリートしなければいけないので即購入。
ただ、いま手許にカセットプレーヤーが無いので音を確認できないしPCに取り込めない。
ラジオの同録もカビが生えないうちにデータ化したいし、なんとかしなきゃ。

Jungle Smile「翔べ! イカロス」プロモーション用カセット

地球上で一番好きなシングル「翔べ! イカロス / 初恋」のプロモーション用カセットを入手。

20年近く経っても、見たことのない販促用CDやカセットがたまに現れる。
そんな中でもこれは「イカロス」関連なので、手に入れた喜びも大きい。

特に嬉しかったのはマスタリング前の音源を収録してること(まあ、いま聴ける環境にないんだけど)。
プロモ用CDにもこの記載は無かった。ジャケットが出来上がる前、CDより先に配布されたのだろう。

ジャンスマ、成人式 – 夜の部@東京キネマ倶楽部

本格的に降ってきたので上野駅のアトレで時間を潰してから、また鶯谷へ。
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夜の部は2階席をとってみました。ステージを右側から眺められる良席。
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椅子も高級そうな感じ。ただ自分の席はなんだかグラグラしてた。

少し緊張感があった昼の部とは違って、客席のノリは夜の部のほうが良かったように思います。
何曲かセットリストが変わってればいいなと思ったものの、変更はなし。悩みに悩んで決めた曲順を簡単には変えられないよね。

セットリストは変わらなくても、MCは当然変わっていて、特に「抱きしめたい」の後(かアンコール前だったか)にイクノフが語ってくれた当時の心境には胸が痛くなるものがありました。

「抱きしめたい」が出来て、ジャンスマでやりたいことが見つかったと思ったんだけど、売れなかったんだよねー。それで、なんていうか、わたし、絶望しちゃったんだよね。
でも、今になって〈「抱きしめたい」がぼくのすべてでした〉とか、〈ジャンスマを擦り切れるほど聴いてアレンジの勉強しました〉とか言われるわけですよ、ゐさおちゃん!
だからねー、見えなかっただけでちゃんとひとりの心には届いてたんだなって。自分がいちばん数字に捉われるような人間になっちゃってたじゃんって。

それに対して、ゐさおちゃんがひとこと、「ひとりじゃないじゃん」。
もちろんひとりじゃありません。ちゃんと届いていたからこそ、今でもジャンスマを好きでいる人達が集まったわけで、もちろん自分もそのうちの1人です。

なんだかんだいっても、〈良いもの〉はちゃんと受け止められて残っていくと思います。何が〈良いもの〉かといえば、それはずっと残るもの、それ以外に無いように思います。
ただ、〈残る〉とはどういうことかというと、少し難しい。大ヒットしてそのまま一度も忘れられたことが無いような作品だってあるし、発表時には黙殺されても、数十年後に地球の反対側で〈再発見〉されたような作品もある。死後、カフカの作品は世界的に評価されますが、友人としてカフカの作品を世に出したマックス・ブロートは、生前はカフカなど問題にならないほど著名な〈作家〉だったにも関わらず、現代では〈カフカの紹介者〉として有名です。

だからなんというか、作品の評価なんか分かりはしないと。そういってしまえば全部終わりのようですが、本当にそう思います。
作品を世に問うという行為は、手紙をビンに詰めて海に流すようなもので、すぐに誰かが発見してくれるかもしれないし、何世紀か後のことになるかもしれない。
でも〈良いもの〉は絶対に残る。どれだけ大きな波や強い水圧に曝されても決して壊れないと思うのです。

それは自分がなにかを作るときのモチベーションでもあるし、好きなものを「好きだ」と言い続ける理由でもあります。
そんなことを再確認させてくれたイクノフの言葉であり、満員の客席でした。

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イクノフが抱えていたポピュラリティとのせめぎ合いについては、お土産CDに収録された『のほほん喫茶』でも、「自分を貫いたから今でも好きでいてくれるファンがいるんじゃないかな」と語られています。自分もまったくその通りだと思います。イクノフがイクノフであることを貫いたからこそ、ゐさおちゃんがゐさおちゃんを曲げなかったからこそ、ジャンスマがある。

あなたがた自身の幸福のために、それが絶対に必要じゃないかと思うから申上げるのです。もし私の通ったような道を通り過ぎた後なら致し方もないが、もしどこかにこだわりがあるなら、それを踏潰すまで進まなければ駄目ですよ。――もっとも進んだってどう進んで好いか解らないのだから、何かにぶつかる所まで行くよりほかに仕方がないのです。

説明するまでもなく、『私の個人主義』の漱石の言葉ですが、まんま「翔べ!イカロス」です。
だから死ぬまで言い続けます。「ジャンスマが好きだ」と。

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お土産CD『ジャンスマ、成人式』トラックリスト。自分なりに作ってみました。

お土産CDには、てっきり「オオルリ」だけが収録されてるのかと思ったら、まるごと1枚『のほほん喫茶』仕立てでした。
これだけでも嬉しいのに、ゐさおちゃんの初期楽曲「まちぼうけ」を今のジャンスマで取り上げているというとんでもないサプライズつき!

この「まちぼうけ」、「夏の情景」ほどではないにしろ、はっぴいえんどが吉田ゐさおに与えた影響が伺えます。サウンド面でゐさお少年の心を動かしたのは細野さんでも大滝さんでもなく駒沢裕城さんのスティールだったのかもしれませんが、太田裕美さんが歌ってもしっくりくるような歌詞の世界観は、紛れもなく風街そのもの。
静岡のときもリクエストしそこなったけど、やっぱりJungle Smileの「空色のくれよん」が聴いてみたいとあらためて思いました。
成人を迎えて、いろんな制約から自由になったジャンスマなので、のんびりと期待しています。

ジャンスマ、成人式 – 昼の部@東京キネマ倶楽部

「再会」の次は「成人式」です。

まずは昼の部へ。寒さはそこまでではないものの、雪が降ってもおかしくないような空の色。
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少しレトロな看板がドーンと迎えてくれる東京キネマ倶楽部。
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鶯谷にこんなライブスペース(?)があるとは知らなかった。(ちゃんと休み取ってきたけど職場に近いので心臓に悪い)
とりあえずアクセスしやすいのはいいことだ。

お土産CDを貰って入場。内装のお洒落さに驚きつつ、とりあえず物販へ。今回は予算たっぷりなので遠慮しませんでした。
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17年目の『夏色シネマ』を思わせるパンフレット。装丁も中身も素敵です。

「流星スペクタクル」のCDも売ってる!「再会」のとき貰ったものはもったいなくて未開封のままだったので、これでやっといい音で聴けるしスマホにも入れられます。
先着でサインが貰えるとのことだったので『ジャンスマポップ』も買う。colezo!盤だけで何枚持ってるんだろう…。
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開演までステージ上の機材を見てました。
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各モニターのそばにはセットリストが置かれていたので、目に入らないように気をつけながら。
いま思えば終演後に撮ってくるんだった。

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Dubさんのブース。

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席はアリーナ2列目、イクノフのほぼ真ん前!静岡の時ははじっこだったのですごく嬉しい。

メンバーに続いてイクノフが登場。
1曲目は「片思い」。
当たり前だけどイクノフの声です。声が全然変わらない。完全に歌うことから離れてた時期もそれなりにあるはずなのに、本当にすごい。
簡単なMCに続いて、「同級生」「冒険(ロマン)」。

次はツイッターでリクエストが多かった曲ということで、「東京、さびしんぼ」。
これも大好きな曲なので嬉しい反面、スモークと逆光の中で歌うイクノフからは15年前とおなじ痛々しさすら感じられて、少しハラハラ。でも素晴らしかった。
次はゐさおちゃんのハーモニカがイントロを奏でて「白い恋人」。幸福感に満ちた曲なので、ママになったイクノフが歌っていると思うとすごく幸せな気持ちになってきました。
一転して絶望を歌った「翔べ!イカロス」ですが、なんというか、ごく普通にセットリストに溶け込んでいて、明るい曲にさえ感じられたのは少し意外でした。

テーブルが出てきてのほほんトーク。
このときイクノフが会場込みで自撮りした写真、絶対自分が写ってるはず…いや、イクノフが被って写ってないかも。ツイッターかどっかにアップしてくれないかなぁ。

再びメンバーを呼び込んで、「風をおこそう」。会場にコーラスを呼びかけるも最初は上手くいかず。
この曲、スタジオ版のアレンジならまだしも、ウクレレのコード弾き(しかも裏拍?)に呼びかけだけだと結構入りが難しい気が…。バンドが入ってきてからはレゲエっぽいアレンジでコーラスもしやすく、身体も自然に動きます。
デビュー曲からつい最近の曲へ移って「流星スペクタクル」。こんなに短かったっけ?ライブ用にサビ増やしてもいいのにね。それをしないからジャンスマなんだけどね。

またツイッターからのリクエストで、「チロ」「希望」と『あすなろ』から2曲。
「チロ」はいい曲だとは思うけど、いままで飼ってきた犬や猫のことをどうしても思い出してしまうので、聴くには結構勇気のいる曲でした。
でもイクノフがMCで、チロが長生きしたこと、なにより「この曲を通してチロを可愛がってくれてありがとう」と言ったのを聞いて、少し気分が楽になったというか、うちの犬さんや猫さんも思い出すことで喜んでくれるかもしれないな…と思えました。

あまりにも辛い名曲「希望」と、次の「抱きしめたい」はジャンスマの到達点です。
今回の「抱きしめたい」はギター2本で曲の骨格を剥き出しにしたようなアレンジで、歌詞の一節一節が刺さってきます。後半はバンドも入ってスタジオ版に近い演奏になりますが、この曲が持ってる力を見せつけられたような印象でした。
15年後にこんな演奏をぶつけてくるJungle Smileは本当にすごい。

「おなじ星」の前にイクノフが一言「みんな立たなかったね」。本当は1曲目から立ちたかったんだけど、客席に傾斜がないし、皆さん紙コップをどこに置いてるか分からないので立ち上がってこぼしちゃっても悪いし…とかいろいろ考えが先に来ちゃって立てませんでした。でも言い訳ですね。ごめんなさい。

メンバーは誰も引っこまず、ゐさおちゃんの「ここからアンコールです」の言葉でアンコール。だよね。ジャンスマに予定調和はいらない。
新曲の「オオルリ」は、いままでとははっきり違う曲調、それでいてちゃんとジャンスマの曲なのが新鮮です。
本当にどうでもいいけど、イントロのピアノリフが昔作った曲のリフとそっくりでニンマリしてました。

ドサ回り時代のエピソードを回想したあと、ゐさおちゃんのギター1本で「恐竜のヘリコプター」。
あらためて言うまでもないけど、大名曲。これが出発点なんだから本当に凄い。

ゐさおちゃんの粋な計らいで設けられた家族席。なんとそこから売り切れたそうな。
真面目な話、ベビーカー連れてると電車乗るなとか言われちゃう不寛容でふざけたご時世に、お子様も入場できるようにした配慮は素晴らしいと思います。
子供の泣き声や笑い声が聞こえてくるコンサートは空気があったかくて素敵でした。(ママに戻ったイクノフも見られたし)

余韻に浸りながら外に出ると、ポツポツと雨が。とりあえず上野駅まで歩いて、夜の部まで時間を潰そう。

高木いくの「やわらぎ」

イクノフのブログを読みながら『やわらぎ』を聴いていて、ふと自分のブログを確認するとやっぱりエントリーがない。このアルバムについて一言も書いていなかったなんて。

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発売は2010年。Jungle Smileの活動停止から9年。
手に入れたのは半年ほどしてからです。
イクノフが復帰していたことを知ったときの嬉しさ。1曲目の「恋」でイクノフの声が流れて来た瞬間の歓び。
イクノフだ!
少なからず抱えていた不安も吹き飛びました。もっと痛々しいものをどこかで想像していたのかもしれません。
しかしイクノフの声からは、また歌うことの悦びが飛び込んできます。

そして個々の曲のクオリティの高さ。とびっきりの名曲だけを6曲。
ゐさおちゃんの凝りに凝ったサウンドとイクノフの声の、少し痛々しいまでの、ミスマッチすれすれのせめぎ合いがJungle Smileの魅力の核でしたが、そういったものはここにはありません。

アレンジはアコースティックでシンプルなものですが、それがメロディと歌詞を際立たせています。
絶望の上に立ちながら、どこかで敗けることを悟っていながら、それでも前を向く。だからこそ高木いくのが書く詞には強靭な説得力が生まれるし、聴く人を選ぶ場合もあるかもしれない。

でも、少しでも音楽が好きな人だったら、とにかく聴いてほしい。
こんなに素敵な音楽は、滅多にありません。誓って本当です。
たとえ自分が、Jungle Smileも、高木いくのも知らなかったとしても、このアルバムには辿り着いたと思います。死ぬまで聴き続けていたと断言できます。

生きていて良かったと、自分でも驚くほど素直に思える一枚です。名盤です。名盤でなくても構わない。本当に大好きだ。

高木いくの「薫」

「ひと夏 / 愛のはじまり」に続くイクノフの新曲「薫」が届いた。
前回とおなじで、封筒の宛名と〈高木いくの商店〉のはんこで開ける前からもうほっこり。
開けてみると、ジャケもプラケースじゃなくて可愛いし直筆のメッセージが書いてある。嬉しいなぁ。

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作曲がKAB.と知ったとき…というかイクノフと仲良しと知ったときはびっくりした。
KAB.さんは昔テレ東で放送してた「ソングラ!」に出てた頃に知って、熱心に追いかけてきたわけじゃないけど好きな人。


「無口な鳥」は名曲。

本当に意外なところで人はつながってるもんだなぁと思う。今回の曲でもBメロの転調と美メロっぷりがまさにKAB.印。
7月なのに冬の歌で、とても穏やかな歌詞。
イクノフほどマフラーを効果的に書いて歌える人を他に知らない。
どんどんゐさおちゃん以外にも浮気して曲を作ってほしい。

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高木いくの商店はこちらです。

Jungle Smile 補完計画!

昔はそれこそ好きになったミュージシャンのレコードは再発盤から各国盤までコンプリートしたいと思ってた。
でもまぁ無理な話だし、そのぶん知らない音楽を漁るほうが楽しい。だから本当に好きなものだけはゆっくり集めることにして、他はよほど音質が悪いとかジャケがボロボロでない限りはこだわらないことにしてる。
(10年前の自分には信じられないだろうなぁ。)

ただ、Jungle Smileだけはちょっと特別なので、目にしたアイテムはなるべく買うことにしている。

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サンプラーCDやカセットがちょっとずつ集まってきたので、このブログで紹介しようと思っていた。というよりそのためにブログを始めたようなところもあるので。

でも、ツイッターでもお世話になっている、お猿ぅ@さんが運営なさっているブログ〈Jungle Smile補完計画!〉を見て、そちらで紹介して頂いたほうがいいや、という気持ちになった。

なので、ジャンスマ関連のちょっと珍しいアイテムは〈補完計画〉さんに投稿することにしました。既に何点か紹介して頂いています。
CDの他にも珍しいグッズばかりなので、Jungle Smileが好きな方はぜひご覧ください。
(ジャンスマファンならこんな辺鄙なブログに来る前にとっくに知ってるよね…。)

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↑「16歳」の非売品サンプラーCD。詳しくは〈補完計画〉へ。