「Lupin The 3rd – The Complete First TV Series」DVD-BOX

『ラピュタ』の次はやっぱり『コナン』かな…と考えてたら『旧ルパン』が観たくなった。
エモーション版LDを焼いたDVD−Rはデータが消えてしまっていたので、思い切って例の北米盤DVD-BOXを買ってみた。

1stBOX
3枚組の再発盤はジャケがダサイので4枚組のほうを購入。こっちもそんなにカッコイイとは思わないけど。
国内盤のパッケージは凝ってるものの、紙製BOXにデジパックなので扱いにくい。わざわざ16話OPの別バージョンのために取り出すのも面倒だし、ますますラックから出す機会が減る。

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1枚に6話詰め込んであるうえに、5.1ch音声やらコメンタリーも収録されてるので少し不安だったが、確かに画質は北米盤の圧勝。
ただ、正直いって新しくリマスターが施されてるようにも思えない。たぶんVAP版VHSもこんな色調だったはず。

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「魔術師と呼ばれた男」の1カット。国内盤は暗いのでルパンと不二子が潰れて背景に溶け込んで識別しにくいが、北米盤は ↑ こんな感じでそこそこよく見える。
でもエモーション版のマスターはもっと明るかった気もする。薄明(?)のシーンなので色調整が難しいんだろうか。第2話は白夜のようなはっきりしない空の色が生と死の境を表しているようで印象的。

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それにしても、やっぱり『ルパン三世』は大隅正秋が降りた時点で打ち切られるべきだったと思う。
Aプロ演出の何本かは傑作だと思うし、2ndシリーズの間口の広さも認める。照樹務の2本も、『複製人間』も『カリオストロ』も傑作。でも結局は蛇足。べつになくてもいい。

異論は認めないって言葉は大嫌いだが、ルパンに関しては認めたくない。
本物のルパンは大隅ルパンだけだ。

「ルパン三世」のLD

DVDが発売されてもどうしても手放せないLDはある。
レコードと同じでジャケが良いものはもちろん持っていたいけど、DVDの画質に問題があってLDが手放せないものもある。

lupin3ld1

旧「ルパン三世」はその最たるもので、エモーション版LDは今でも大切に保管してるし、観るのももっぱらDVDに焼いたLDの映像。VAP版は音声にカットがあるので手放してしまった。

DVD-BOXが発売された時はもちろん予約して購入した。そして例のポジテレシネの画質に正直ガッカリした。放送当時の雰囲気に近づけるためだったらしいが、なにもわざわざLDやVHSより不鮮明な画質にすることもないだろうと思った。パッケージやブックレット等そこそこ丁寧に作られていただけに余計残念だった。

これはブルーレイ化に期待するしかないなと思っていたら、ブルーレイはブルーレイで変なマスタリングがされてるらしい。実際に観ていないのでなんとも言えないが、レビューなんかを読む限りでは酷い代物のようで、手を出す事はないと思う。

VAPは映像ソフトに関してはとことん手抜きのイメージが強いが、旧ルパンに限っては手を掛けすぎて悪いほうに持っていってしまったようだ。この場合はVAPじゃなくてトムスかな。
結局現時点で一番高画質なのは北米版のDVDやブルーレイということになるのだろうか。特別なことはしなくていいから、せめてLDと同等な画質で再発して欲しい。

さらば愛しきルパンよ

ルパンの声優さんが一新されるそうで。
しかし世代交代してまで作り続けなきゃいけないような作品かというと疑問が。
やっぱりルパンは70年代初頭、あの時代に作られてこその作品だったと思うので、2ndシリーズ以降は蛇足というか、商売的な理由以外にはなんの必然性もないアニメだったと思う。
最初の劇場版2本と、赤ルパン宮崎演出の2本は好きだけど、それでも1stシリーズの番外編の域を出るもんじゃないと思う。
(「カリオストロ」がルパン最高傑作という意見にはどうしても賛成できない)

個人的には最後に大隅さんに演出してもらって、「2nd以降のルパンは全部偽物だった」という最終回を作って欲しい。ルパンは一切出てこないの。
照樹務原作・大隅正秋演出。ルパンをきちんと「死なせる」にはこれしかない。

…それにしても小林清志さん、パイロットフィルムから42年間、山田さんがルパンに決定する前からずっと次元をやり続けてるわけで、こればっかりはスゲーとしか言いようがない。
(「風魔一族」が唯一の例外かな)