The 特撮Collection ゴジラ (1992)

懐かしいプラモデルのデッドストックを入手。
〈The 特撮Collection〉の初代ゴジラを、『vsモスラ』公開時に再発したもの。
バトゴジの頭部と腕が新しく加えられてるだけで、他のパーツは初代ゴジラのまま。初代の頭部と腕も付属したままなので、コンパチで初ゴジとバトゴジを選べる。

このキットは爺ちゃんの家に遊びに行くと、必ずハローマックで買ってもらった、という印象があって、たぶん3~4個は作ったと思う。
最初の一体は水性塗料でピカピカの黒に塗って父親に酷評されたなぁ、たしか。

〈The 特撮Collection〉もガンプラみたいに定期的に再版がかかってたのか、新作ゴジラ絡み以外のキットも、入手しやすいロングセラーだった。

ガラモンなんかは酷かったが、ペギラとかゴモラはガレージキットを見慣れた目で見ても、デフォルメ具合と作りやすさのバランスがいい好キットだった。
ガレージキットの代わりに作るには値段も安くてちょうど良かった。箱絵もカッコ良かったし。

惜しむらくはキングギドラを買わなかったこと。
あれもなかなか好きな造形なので、もし安く手に入ったら作ってみたい。

初代「ゴジラ」のタイトルロゴ

単なる愚痴。
本当にどうでもいい話だが、最近気になって仕方ないから書いておく。


タイトルロゴは映画の顔である。
それなのに、各媒体で昭和29年版『ゴジラ』のタイトルロゴがないがしろにされているのはどうかと思う。


東宝からオフィシャルにリリースされているブルーレイにしてからがこれである。


Amazonビデオも同じような状況。たぶん『モスゴジ』あたりから持ってきたんだと思うが、どうにも違和感がある。


本家がいい加減だから、第1作のみを扱った他社のムックでもこんなことが起こる。


これも。表紙のロゴで購買意欲が削がれる人間もそんなにはいないと思うが、自分はそんな人間だ。


だって、正しいロゴが使われた表紙と比べれば作品への愛情の度合いが判ろうというものでしょう。
そのへん、映画秘宝は流石だ。


初代ゴジラについていえば、84年版のロゴを使用しているものも結構ある。
これまた東宝のDVD。困ったもんだ。


とはいっても、これはLD時代からよくあったことなので、ブルーレイよりは違和感がない。
要は個人的な刷り込みだが。困ったもんだ。
でも例えば、ロゴもフォントも違っても、〈水爆大怪獣映画〉ときちんと銘打ってあるだけで、大切な部分は外していないという感じになる。

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本多猪四郎「大怪獣バラン」

『バラン』はもちろん大好きなんだけど、なぜか映画館で観る機会が無い。残念。
久しぶりに観たくなったのと、レンタル版にも特典やオーディオコメンタリーが収録されてるのを最近知ったのでDVDを借りた。

バランのシルエットと動きは一種官能的だ。
いくら中島春雄といえどもゴジラやラドンは着ぐるみを動かすのに精一杯だった感もあるし、逆にモゲラは無機的に歩いているだけだったので、バランが完成された初めての怪獣演技じゃないかと思う。
(あ、逆襲ゴジラがいたか…)
その場で回転したり首をぐるっと回したり、ものすごく生物的な動きだ。

小ぢんまりとした映画だが、そこがまたいい。
ライブフィルムの大量使用のせいで、海外のB級SFみたいな趣もある。
音楽はもちろん素晴らしいし、小粒できちんと美味しい作品だ。

「別冊映画秘宝 平成大特撮 1989-2019」

楽しみにしてた『平成大特撮 1989-2019』。

情報量が凄い。写真は少なめなので、小さめの活字でひたすらページが埋まっている。
必ずしも〈情報量=データの量〉ではなくて、作品のレビューは評者の思い出語りだったりする。
それが不満かといえば微妙なところで、多少のノスタルジーを含んだ語り口のおかげで、観たことのない作品でも面白く読めるページもある。

ベクトルは違うが、作品との距離の取り方が微妙なのは、元祖『大特撮』も同じ。
かたや行き過ぎた酷評、かたや思い入れ過多の礼賛。どっちも愛情ゆえだとは思うけど。
良くも悪くも、当時と現在の批評家によらない批評のあり方やそれを取り巻く環境の違いがよく解る。

まあ値段も安いし、少しずつ読めば、今年いっぱい愉しめるかも。

手塚昌明「ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS」

手塚監督は『メガギラス』も『メカゴジラ』もそこまで悪くなかったのに、なんでこうなっちゃったんだろう。
小泉博さん以外誰一人印象に残らない、というか魅力が無い。カメオ出演者も消えた。

テーマは意外と重くて、3.11以降だから響くものもある。ただそれを消化しきれてない。
脚本が悪いのかテンポも悪い。残念ながら音楽も苦戦してる感じ。

そもそも根本的にモスラとメカゴジラは住む世界観が違う気がする。

手塚昌明「ゴジラ×メカゴジラ」

これはCSかなんかで観た覚えがある。

タイトルが出るまでのシークエンスが異様にカッコイイ。(結局ここがこの映画のピークなのが悲しいが)
吹越満と柳沢慎吾の素晴らしき無駄遣い。でも役者だったら吹越さんみたいな役やりたいよなー、絶対。

プロットは『メガギラス』を基本にブラッシュアップした感じ。
だからどうしても比べてしまって、ヒロイン他の配役に魅力が無いのが余計にもったいなく感じる。

メカゴジラはどんなデザインを出したところで初代以上のものは出来ないから、不満を言っても仕方ない。

東映派のくせに、ちゃっかりカメオ出演してる杉Jが羨ましい。
ミレニアムシリーズの特徴なのか、主要キャストよりカメオ出演者のほうが豪華で芸達者だが、それってどうなんだろう。

金子修介「ゴジラ モスラ キングギドラ 大怪獣総攻撃」

これはハム太郎と同時上映だから観に行かなかった。モーニング娘を死ぬほど嫌悪していたので、少しでも連中が関係してるものに金を払いたくなかったのだ。

それに加えて、興収が落ちたからって平成ガメラのスタッフ連れてきちゃう東宝への反発とか、当時は色々とモヤモヤしてたような記憶がある。

でまあ今頃になって観てみたが、どうしてもゴジラの設定に違和感が残る。戦没者の残留思念を云々するなら、そこはもう英霊とかいう珍妙な言葉で濁さず、はっきり戦没者達がムダ死にさせられたことを恨んで皇居を目指してるぐらい言っても良かったんじゃないか。

怪獣のデザインも全部微妙だ。
ギドラとモスラは初期設定通りアンギラスとバランで観たかったが、当時の東宝には勇気がなかったんだろう。

結局いちばん印象に残ったのは故川北監督のカメオ出演だった。
緊張してるのがわかってしまって微笑ましい。